「Linux Mint 19」を「VirtualBox 5.2」にインストール

投稿者: | 2018-07-31

「macOS Mojave」を彷彿させるダークテーマ「Mint-Y-Dark」

愛Linux Mint teamによるLinuxディストリビューション「Linux Mint 19(開発コードネーム「Tara」)」が、現地時間2018年6月29日付にてGAリリースを迎えました。Linux Mintは、アーキテクチャ、デスクトップ環境別に6種のエディションが提供されていますが、今回は、同オペレーティングシステムのCinnamonエディションを オープンソース仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox 5.2(for macOS(Mac OS X))」にゲストOSとしてインストールしてみましたので、そのプロセス等を簡単に纏めてみたいと思います。

「VirtualBox」では、米国時間2017年10月18日付にてリリースされたVer. 5.2より、ゲストOSの自動インストール機能(Parallels Desktop for Macの「Express Install」、VMware Fusionの「Easy Install(簡易インストール)」各オプションに相当)が実装されていますが、当エントリでは、インストーラを通じたマニュアルインストールを実践しています(ゲストOSのタイプとして「Ubuntu」を選択しています)。

ここでは、ゲストOSのタイプとして「Ubuntu」を、準仮想化インターフェイスとして「KVM」を選択して仮想マシンを作成した後、ダウンロードしたISOファイルから「Linux Mint 19」をライブ起動。その後、Live CD(インストールCD)に含まれているインストーラのウィザードに従い、インストールオプションやタイムゾーン、キーボードレイアウト、及びアカウント等を順次に設定して行く事となります。

「VirtualBox 5.2」では、米国時間2018年7月2日付にてリリースされた「5.2.14 Build 123301(現行GA版)」の段階において、「Linux Mint 19」が ゲストOSとして正式にサポートされていませんが、Linux Mintには オープンソースのゲストOS拡張機能「Guest Additions」に相当するパッケージ「virtualbox-guest-dkms」が カーネルモジュールとして組み込まれた状態で配布ているため、インストール直後の初期状態からマウス統合、タイムシンクロナイズ、ダイナミックレゾリューション等の諸機能が利用可能となっています。

「Ubuntu 18.04 LTS(Bionic Beaver)」をベースとする「Linux Mint 19.x」では、デフォルトの公式リポジトリから「virtualbox-guest-dkms 5.2.x」が配布されていますが、必要に応じて更新する場合には、パッケージ管理システム「APT(Advanced Packaging Tool)」を通じてアップデートする事が可能となっています。この際には、APTのGUIフロントエンド「Synaptic Package Manager」を使用するか、或いは「Terminal(端末)」を通じて以下のコマンドを実行します(要管理者権限)。

sudo apt install virtualbox-guest-dkms

また、同梱されている「Guest Additions」をインストールする場合には、「Devices(デバイス)」>「Insert Guest Additions CD Image…(Guest Additionsのインストール)」を選択します。すると、オートランが実行され「Terminal」が起動しますので、同時に表示された認証ダイアログボックスに管理者権限のパスワードを入力すると、コマンドを入力する事なく、自動でインストールプロセスが進行します。この辺りのハンドリングは、Linuxゲストに向けた「VMware Tools」「Parallels Tools」のインストールと比較してもシンプルと言えるでしょう(尤も、VMwareの場合には「VMware Tools」ではなく、各OSベンダ、OSコミュニティから提供されているオープンソース実装「open-vm-tools」を利用した運用が推奨されています)。

「Guest Additions」のインストール
↑「Terminal」の起動後、認証ダイアログボックスに管理者権限のパスワードを入力すると、コマンドを入力する事なく、自動でインストールプロセスが進行します

「Linux Mint 19」では、デフォルトのデスクトップセッションとして GNOMEシェルからフォークしたデスクトップ環境「Cinnamon」、「GNOME 2」からフォークした「MATE」、及びXfceの3種のエディションが提供されています(「MATE」の発音は「メイト」ではなく「マテ」です。「マテ茶」の「マテ」です)。

Taraで採用されている「Cinnamon 3.8」では、ウインドウマネージャやアプレットに存在していたボトルネックの解消による 各種のパフォーマンス改善(アプリケーションの起動時間の短縮等)が実現されています。また、ファイル検索の改善として、検索処理の非同期実行、検索条件のワンクリック保存等が可能となっています。

「Cinnamon」では、3Dグラフィックスに向けたアクセラレーション(OpenGL等)が要求される事となりますので、セッティングエディタから当該項目(「Display(ディスプレイ)」>「Screen(スクリーン)」>「Enable 3D Acceleration(3Dアクセラレーションを有効化)」)を有効化する必要があります(デフォルトで有効化されているので、そのまま使用。尚、「MATE」は、2D環境においても利用可能となっています)。

「Linux Mint 19」の「Mint-Y」
↑「Linux Mint 19(Tara、ゲストOS)」on「Oracle VM VirtualBox 5.2.16 Build 123759」on「macOS High Sierra 10.13.6(ホストOS)」。適用されているテーマは、フラットでスクエアな 新たなデフォルトテーマ「Mint-Y」のダークモード「Mint-Y-Dark」。当版より、サイドバーアイコンが フォルダアイコンからモノトーンのシンボリックアイコンに変更されています

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