「VirtualBox 5.2(5.2.0)」リリース、「High Sierra」をサポート

投稿者: | 2017-10-21

Oracleクラウドのサポート、ゲストOSの自動インストール機能の実装も

Oracle Corporationより米国時間2017年10月18日、マルチプラットフォームに対応したオープンソースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox」のアップグレードリリースに相当する「Oracle VM VirtualBox 5.2.0 Build 118431(GA版)」がリリースされ、現在コミュニティサイト、及びOracleによる公式ダウンロードページを通じて、macOS、Windows、Linux、Solarisを対象としたバイナリパッケージ、ソースコード、SDK(Software Development Kit)、及びPUEL(VirtualBox Personal Use and Evaluation License)に準拠したエクステンションパック(Oracle VM VirtualBox Extension Pack)が入手可能となっています(Mac OS X版 dmg 約93.0MB。バイナリとソースコードには、ライセンスとしてGPLv2(GNU General Public License Version 2)が適用されています)。

米国時間2017年8月3日よりテストリリース(パブリックベータ)が開始されていた当版では、一連のテストリリース(「Beta 1 Build 117406」~「Release Candidate 1 Build 118201」)を通じた主な特徴として、以下の項目等が示されています(「5.1.26 Build 117224」からの主な変更点となります)。

  • サポート対象オペレーティングシステムの追加。新たに「macOS High Sierra 10.13」をホストOSとしてサポート
  • VirtualBox仮想マシンを、Oracleによるパブリッククラウドで使用可能な「Oracle Public Cloud Format 1.0」形式にエクスポート可能に(.tar.gz)
  • 新たに、ゲストOSの自動インストール機能を実装(Parallelsの「Express Install」、VMwareの「Easy Install(簡易インストール)」各オプションに相当)
  • ユーザインターフェイス関連の改善。GUIクライアント(Oracle VM VirtualBox Manager(Oracle VM VirtualBoxマネージャ))のUIをオーバーホール(各アイコンのリフレッシュ、「Machine Tools」「Global Tools」の導入等)
  • GUI関連の改善。「Virtual Media Manager(仮想メディアマネージャー)」が、メディア属性(サイズ、ロケーション、タイプ、説明等)を管理する事が可能に(一度無効化された機能を再び有効化)
  • アクセシビリティサポートを改善
  • オーディオ関連の改善。オーディオバックエンドに向けた、デバイスエニュメレーションのサポート(オプション)
  • PulseAudioをバックエンドで使用した場合に発生し得た、音像の歪みを修正
  • ホストデバイスのコールバックをサポート(オーディオデバイスの追加、或いは除去等)
  • 新たにオーディオの入力、出力を オンザフライに有効化(或いは無効化)するための機能を実装
  • ビデオ録画に向けて、試験的なオーディオサポートを追加
  • HDA(High Definition Audio)エミュレーションが、別のスレッドで非同期データ処理を実行すべくした変更を適用
  • ファームウェアインターフェイス「EFI(Extensible Firmware Interface)」において、ビデオモードのハンドリングを改善
  • GUI関連の改善。ツール類のレイアウト配置が、永続的に保存されるべくした変更を適用
  • ALSA(Advanced Linux Sound Architecture)をバックエンドで使用した場合に発生し得た、レコーディング関連の問題を修正
  • ストレージ関連の改善。デバイスエミュレーションで初期化されたIDE0/IDE1をマークする事によって、ICH9(Intel I/O Controller Hub 9)にてEFIブートを修復する事が可能に
  • ゲストOS拡張機能「Guest Additions」関連の改善。新たに「RHEL 7.4(Red Hat Enterprise Linux 7.4)」をゲストOSとしてサポート(Linux Additions)
  • FinderにおけるファイルダイアログからSpotlight検索を使用した場合に、GUIクライアント「Oracle VM VirtualBox Manager(Oracle VM VirtualBoxマネージャ)」がクラッシュするケースが確認されていた問題を修正(Mac OS Xホスト、「5.1.20 Build 114629」におけるリグレッション)
  • 新しいCPUモデルを搭載したホストコンピュータで、新しいLinuxカーネルを使用した場合に発生し得た「XSAVE consistency problem」警告の原因を修正
  • And many others…

当版におけるシステム要件は、64bitプロセッサを搭載したApple製コンピュータ、ホストOSは「OS X Yosemite(OS X 10.10)」以降(「macOS High Sierra 10.13」を含む)となっています。ゲストOSとしてのOS X(macOS)をインストールする事も可能となっていますが、サポート対象外となりますので御注意下さい(ゲストOS拡張機能「Guest Additions」も用意されていません)。また、既知の問題点を含むその他の詳細が、ユーザマニュアル、及びサポートフォーラム等を通じて確認可能となっています。

尚、Beta版では サポート対象のホストOSとして「OS X Mavericks(OS X 10.9)」が含まれていましたが、GA版では上記の通り「OS X Yosemite」以降となっています。

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