「VirtualBox 6.0」のファイルマネージャ

ゲストOS、ホストOS間におけるファイルのコピー等に対応

マルチプラットフォームに対応したオープンソースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox」を対象としたアップグレードリリースとして、米国時間2018年12月18日付にてGAリリースを迎えている「Oracle VM VirtualBox 6.0」ですが、同版では ゲストOSのファイルシステムの制御、及びゲストOS、ホストOS間におけるファイル、フォルダのコピーを可能とする「File Manager(ファイルマネージャ)」が新たに実装されています。

この機能は、仮想マシンプロセス(VirtualBox VM)におけるコンポーネントの一つとして実装されているため、呼び出す場合には オンライン(起動状態)の仮想マシンから「Machine(仮想マシン)」>「File Manager…(ファイルマネージャ…)」を実行してウインドウを開きます。

VirtualBox File Manager(ログイン前)
↑呼び出し直後のファイルマネージャ。初期状態ではログイン前のため、ゲストのセッションが確立されていない

ゲストのセッションを確立するためには、ゲストOSのユーザアカウントを用いてログインする必要があります(この場合には、リスト下部の「User Name」フィールドにユーザ名を、「Password」フィールドにパズワードを各々入力します)。

VirtualBox File Manager(ログイン後)
↑ログイン後のファイルマネージャ。ゲストOSのファイルシステムの制御、及びゲストOS、ホストOS間におけるファイル、フォルダのコピー等が可能となっています

VirtualBoxでは、米国時間2012年09月16日付にてリリースされたVer. 4.2より、ホストOS、ゲストOS間における ファイル、フォルダのドラッグアンドドロップ機能も実装されていますので、状況に応じて使い分けると良いかと思われます。