Bonjour(ボンジュール)

投稿者 | 2020-05-25

ZeroConfをベースとしたネットワークテクノロジ

米Appleより開発、提供等が行われている、インスタントネットワーキングテクノロジ。macOS(Mac OS X)を対象プラットフォームとし、米国時間2002年8月24日付にてリリースされた「Mac OS X 10.2 Jaguar」において、中核機能の一つとして新たに実装された。独立したアプリケーションではなく、システムレベルで統合されている。

リリース当初は「Rendezvous(ランデブー)」と称されていたが、商標上の問題にて「Mac OS X 10.4 Tiger」より現在の名称へと変更された。ネットワークにおけるプロトコルの一つとして実装され、UDPポートの5353にてネットワークパケットの送受信を行っている。

IETF(Internet Engineering Task Force、Web標準やOSPFの策定等にも関与)において標準化されている「ZeroConf」と称される技術をベースとしており、LAN内におけるネットワーク接続や周辺機器接続を設定不要にて使用可能とする等の特徴を有している(基本的には同一サブネット内だが、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)、Dynamic DNS、Global IP等を備えた環境であればルータ越えも可能)。

TCP/IPをベースとしたネットワークにおいて、IPアドレスやDNSサーバの設定を行なう事なく デバイスの相互検出がオートマチックに行われ、Classic Mac OSから実装されてきた「AppleTalk」がLAN上で提供していた利便性を TCP/IP環境にて実現する事によって、小規模ネットワークにおける構築、設定、管理全般の煩雑さ等を緩和している(LANに接続されたクライアントコンピュータや周辺機器、或いはそれらの上で実行されている種々のアプリケーション等の一連のノード(ハードウェア、ソフトウェア)を 設定不要にてネットワークに参加させる事を可能としている)。

イーサネット、ワイヤレスLAN(IEEE802.11)、Bluetooth、FireWire(IEEE 1394)、USB、Thunderbolt等の規格にて利用可能なプロトコルの一つとして実装されており、米国時間2002年9月25日より、APSL(Apple Public Source License)に準拠したオープンソースソフトウェアとして、ソースコードが公開されている(独自規格ではなく、スタンダードな標準規格としての普及に 業界の先導役として尽力)。

技術的な背景

IETF(Internet Engineering Task Force、インターネット技術特別調査委員会)における分科会の一つで標準化されている「ZeroConf(Zero Configuration Networking)」をベースとしており、プロトコルとしての理想は、AV機器の制御までをも含んでいる。

Sun Microsystems(Oracle)によって開発され、現在では Riverプロジェクトの下にApacheへ委譲されている「Jini」や、Microsoftによって提唱された「UPnP(Universal Plug and Play)」等と並立し、ZeroConfを実装して具体化した業界初のテクノロジとしても注目を集めた(最終更新日 2020年5月25日)。



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