「VMware Workstation 15(15.0.0)」リリース、「DirectX 10.1」をサポート

投稿者: | 2018-09-30

LinuxホストではWaylandに対応

Dell TechnologiesグループのVMwareより米国時間2018年9月24日、Windows/Linuxベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Workstation」のアップグレードリリースに相当する「VMware Workstation 15.0.0 Pro Build 10134415(GA版)」がリリースされ、現在VMwareによる公式ダウンロードページを通じて、Windows、Linuxを対象とした、日本語含む複数言語リソースを包含するマルチリンガル版のバイナリパッケージが入手可能となっています(Windows版(exe)約512.0MB、Linux 64bit版(bundle)約473.0MB)。

米国時間2018年6月20日よりテストリリース(プライベートベータ「Workstation 2018 TP」)が開始されていた当版では、一連のテストリリース(「June Technology Preview 1 Build 8888902」~「June Technology Preview 1 Build 8888902」)を通じた主な特徴として、以下の項目等が示されています(「14.1.2 Build 8497320」からの主な変更点となります)。

  • パフォーマンス、機能性の向上等を主目的として、「VMware Fusion 11」等と同様に、デフォルトの仮想ハードウェアのバージョンを「16」にアップグレード(virtualHW.version = “16”)。仮想マシンのハードウェアバージョンは、セッティングエディタを通じたGUIにて確認可能(「VM」>「Manage」>「Change Hardware Compatibility…」)
  • 仮想マシン毎に、最大3GBのグラフィックスメモリ(VRAM)容量を割り当て可能に
  • Windows(ゲストOS)において「DirectX 10.1(Direct3D 10.1)」をサポート。MSAA(Multisample anti-aliasing)、「Shader Model 4.1」、Cubemap Arrayテクスチャに対応し、「DirectX 10.0」を含むゲーム、アプリケーション実行時のパフォーマンス(バッテリーパフォーマンスを含む)を改善する(Windowsホスト、Linuxホストの双方において対応)
  • Windowsホストにおいて、SwaggerベースのRESTフルなAPIインターフェイス「Workstation REST API(Workstation Representational State Transfer Application Programming Interface)」をアップデートし、各種のネットワーク制御等に対応(VMインベントリの管理、仮想マシンのパワーマネジメント、クローニング、仮想スイッチ「vmnet」の作成、NICからのMACアドレスの取得、MACからIPへのDHCPバインディング等)
  • ゲストOS、ホストOS双方における高解像度のサポート。GUIクライアント(Workstation UI)は、ホストレベルでのDPIの変更を自動的に検出し、変更後の解像度に合わせてレイアウトを自動調整する。例えば、ホストOSの元のDPIが100%の環境で、それ(ホストDPI)を200%に変更した場合に、GUIクライアントは そのレイアウトに自動的に追従する。これは、モニタ毎に異なるDPI設定を使用するマルチモニタのシナリオにとって非常に有用となる。また、GUIクライアントを1つのモニタからDPI設定の異なる別のモニタに移動した場合には、ディスティネーション モニタのDPIに適合し、ゲストOSのDPIは ホストOSのそれと同期する(ホストOSでDPI設定が変更されると、ゲストOSは ホストのDPIと一致するように、DPIを調整する)。この機能は、ゲストOS、ホストOSの双方が「Windows 10」である場合に有効となる
  • VMware vCenter Serverへの接続時に、新たなESXiホスト、及びクラスタビューを追加。ユーザーは、非VMオブジェクト(ESXiホスト、リソースプール、vApp)、及び各々の関係階層(例えば「Datacenter」>「Cluster」>「Resource Pool」>「vApp」)に移動する事が可能となった他、ワンクリックにて「flat」VMビューに戻る事もできる
  • 仮想マシンに対するUSBデバイスの自動接続。ホストコンピュータに対して、USBスティック等のUSBデバイスを接続した場合に、(当該デバイスが)パワーオン状態の仮想マシンに対して 自動的に接続されるべくした改善を適用(多くのユーザから寄せられていた要望を実現。現時点では、Windowsホストにおいて利用可能)
  • Linuxホストにおいて、ディスプレイサーバ「Wayland」をサポート(インストール時には、ターミナルコンソールモードを使用)
  • 「VMware Workstation 12.x Pro」から「VMware Workstation 14 Pro」にアップグレードした後に、仮想マシンをパワーオンした場合に、コンソールウインドウ(仮想マシンウインドウ)がブラックスクリーンになるケースが確認されていた問題を修正
  • 複数の仮想マシンタブが開いている場合に、次にVMware Workstationを起動した時に、コンソールウインドウにおいて、仮想マシンタブが表示されず、不足している各タブを手動で開き直す必要があった問題を修正
  • VMware Paravirtual SCSI(PVSCSI)ディスクアダプタタイプ(準仮想化)を伴う仮想マシンのインポートに失敗するケースが確認されていた問題を修正。この問題では、エラーメッセージ(Invalid target disk adapter type: pvscsi)が表示されていた
  • 3Dグラフィックスを含むグラフィックス関連の改善。各種プラットフォーム、及びアプリケーションを対象として、グラフィックスのレンダリングにおける正確性を改善、及びグラフィックスドライバのチューニング(Windowsビデオドライバをアップデート)
  • グラフィックスにおけるデスクトップエクスペリエンスを向上(パフォーマンスの改善等)
  • 一部のデバイスを対象として、USB関連の互換性を改善
  • 全般的な安定性やパフォーマンス、及びアプリケーション互換性を改善
  • And many others…

また、上記リストにも示しましたように、Ver. 15では新規仮想マシン作成時におけるデフォルトの仮想ハードウェアのバージョンが「16」にアップグレードされていますが、このバージョンが適用された仮想マシンは旧版の「VMware Workstation」とは互換性がありません。特に旧版で作成した仮想マシンをアップグレードする場合には御注意下さい。

その他にもVMwareからは、同日付にてデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Workstation Player(旧VMware Player)」のアップグレードリリースに相当する「VMware Workstation 15.0.0 Player Build 10134415」もリリースされています。

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