「VMware Fusion 11.5.7」リリース、macOSゲストとの互換性を改善

投稿者 | 2020年11月23日

Dell TechnologiesグループのVMwareより米国時間2020年11月19日、macOS(OS X)ベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Fusion」のアップデートリリースに相当する「VMware Fusion 11.5.7 Build 17130923」がリリースされ、現在VMwareによる公式ダウンロードページ、及びビルトインのソフトウェアアップデータ(「VMware Fusion」>「Check for Updates…(更新の確認…)」)を通じて、日本語含む複数言語リソースを包含する マルチリンガル版のバイナリパッケージが入手可能となっています(dmg 約601.68MB)。

USB、UASデバイスに対する互換性改善も

Ver. 11.5を対象としたメンテナンスアップデートとして位置付けられている当版では、全般的な安定性改善、パフォーマンス改善、バグフィックス、セキュリティアップデート等が行われており、前版(「11.5.6 Build 16696540」)からの主な変更点として、以下の項目等が示されています。

  • macOS(ゲストOS)において、一部のUSBデバイスを認識する事ができなかった問題を修正
  • 一部のUAS(USB Attached SCSI)対応デバイスが、仮想マシンにおいて認識されなかった問題を修正
  • Virtual xHCI(Virtual eXtensible Host Controller Interface)USBコントローラーにおいて確認されていた、UAF(Use After Free、UAF)の脆弱性を修正。この問題では、仮想マシンにおけるローカル管理者権限を有する悪質な攻撃者によって、macOS(ホストOS)で実行されている仮想マシンのVMXプロセスとして、任意のコードが実行される危険性が指摘されていた(The Common Vulnerabilities and Exposures project(cve.mitre.org)は「CVE-2020-4004」、VMwareセキュリティアドバイザリは「VMSA-2020-0026(Critical)」の共通脆弱性識別子を各々割り当て)
  • VMware Fusionが システム全体のパスを構成可能な事に起因して、特権の昇格が引き起こされ得た脆弱性を修正。この問題では、通常のユーザー権限を有する攻撃者によって管理者ユーザーが騙され、当該システムにおいて 悪質なコードが実行される危険性が指摘されていた(The Common Vulnerabilities and Exposures project(cve.mitre.org)は「CVE-2020-3980」、VMwareセキュリティアドバイザリは「VMSA-2020-0020.1(Moderate)」の共通脆弱性識別子を各々割り当て)

当版におけるシステム要件は、64bitプロセッサを搭載したApple製コンピュータ、ホストOSは「macOS Mojave 10.14」以降(「macOS Catalina 10.15」を含む)となっています。Ver. 11.5.3にてサポートされていた「macOS High Sierra 10.13」は 対象外となりますので御注意下さい(ゲストOSとしてのOS X(macOS)のサポートも「10.14」〜「10.15」となります)。また、既知の問題点を含む その他の詳細が、リリースノート、VMTN(VMware Technology Network)等を通じて確認可能となっています。

Apple Siliconの対応について

当版は、ARMベースのSoC(System on a Chip)「Apple Silicon」には対応していません。「macOS Big Sur 11.0」において実装されているバイナリトランスレーター「Rosetta 2」においても、Kernel Extension(カーネル拡張)、及びx86-64ベースの仮想マシン、仮想化ソフトウェアはサポートされない伝えられています。この状況は、現行GA版のVer. 12においても同様です。



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