「VMware Fusion 11.5(11.5.0)」リリース、「macOS Catalina」をサポート

投稿者: | 2019-09-20

ダークモード、ダークモードシンク、Sidecarにも対応

Dell TechnologiesグループのVMwareより米国時間2019年9月19日、macOS(OS X)ベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Fusion」のアップデートリリースに相当する「VMware Fusion 11.5.0 Build 14634996(GA版)」がリリースされ、現在VMwareによる公式ダウンロードページを通じて、日本語含む複数言語リソースを包含する マルチリンガル版のバイナリパッケージが入手可能となっています(dmg 約543.4MB)。

米国時間2019年6月17日よりテストリリース(プライベートベータ「Fusion 2019 TP」)が開始され、事前にプライベートカンファレンス「VMworld 2019」において発表されていたていた当版では、一連のテストリリース(「June Technology Preview 1 Build 1401157」~「June Technology Preview 1 Build 1401157」)を通じた主な特徴として、以下の項目等が示されています(「11.1.1 Build 14328561」からの主な変更点となります)。

  • サポート対象オペレーティングシステムの追加。Appleによる次世代デスクトップオペレーティングシステム「macOS Catalina 10.15」を ゲストOS、ホストOSとして試験的にサポート(ゲストOSとしては、Mac App Storeから入手可能なインストーラ(app)を通じてインストール可能。インストーラパッケージに含まれる「InstallESD.dmg」を抽出する必要はない)
  • Microsoftによるデスクトップオペレーティングシステム「Windows 10 19H2(Version 1909)」をゲストOSとしてサポート。「New Virtual Machine Assistant(新規仮想マシンアシスタント)」において、同オペレーティングシステムのISOイメージを正確に認識し、自動インストール機能「Windows Easy Install(Windows簡易インストール)」オプション、共有フォルダ、Unity(ユニティ)モード等の諸機能を利用可能に
  • 新たに「Ubuntu 19.10(Eoan Ermine)」「Debian 10(buster)」「RHEL 7.7(Red Hat Enterprise Linux 7.7)」をゲストOSとしてサポート。プリコンパイルされたカーネルモジュールを伴う ゲストOS拡張機能「VMware Tools」が同梱され、自動インストール機能「Linux Easy Install(Linux簡易インストール)」オプション、共有フォルダ、ダイナミックレゾリューション等の諸機能を利用可能に
  • ユーザインターフェイス関連の改善。「macOS Mojave 10.14」より新たに導入されたダークモードに対応。この機能には2種のアプローチが用意され、「macOS Mojave」以降のホストOSのアピアランスがダークモードに設定されている場合に、GUIクライアント(VMware Fusion.app)のインターフェイスを暗くする「Dark Mode(ダークモード )」に加えて、対応するゲストOS(ゲストOS拡張機能「VMware Tools 11.x」がインストールされた「OS X El Capitan(OS X 10.11)」以降、「Windows 10」)のテーマをホストOSと同期させて暗くする「Dark Mode Sync(ダークモード シンク)」を実装(「OS X El Capitan(OS X 10.11)」〜「macOS High Sierra 10.13」は、メニューバーとメニューのみのダークモード)
  • 「macOS Catalina」をホストOSとして使用した場合に、同OSにおける新機能の一つとして実装が予定され、ゲストOSをiPadにて表示可能(Apple Pencilでも操作可能)とする「Sidecar」に対応
  • ネットワーク関連の改善。Pro版において、新たにJumbo Frame(ジャンボフレーム)をサポートし、仮想ネットワークのMTU(Maximum Transmission Unit、最大送信単位)サイズを 最大で9,194バイトまで構成可能に
  • 新たに、PVSCSI(Paravirtual SCSI、準仮想化)ディスクアダプタタイプをサポート。VMware Fusion、VMware vSphere間の仮想マシンのマイグレート時における互換性を向上(PVSCIデバイスサポートの改善、vSphere仮想ハードウェアとの互換性の向上)
  • Minikube、及びdocker-machine-driver-vmwareを通じて、ローカルKubernetesクラスタをサポート
  • And many others…

当バージョンには、通常版の他にProfessional版が用意されており、Pro版には 通常版におけるフル機能の他に、以下の機能が追加されています(両版は同一のバイナリを使用しますが、入力するシリアルによって各々が区別される事となります)。

  • リンククローンの作成機能
  • 仮想ネットワークエディタ(ネットワーク構成ツール)
  • 「IPv6(Internet Protocol Version 6)」におけるNAT(Network Address Translation)のサポート
  • プライベートクラウドプラットフォーム「VMware vSphere」、サーバ仮想化ソフトウェア「VMware ESXi」、デスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Workstation Pro」にホストされている仮想マシンに対するアクセス
  • 「VMware vSphere」「VMware ESXi」「VMware Workstation Pro」に対する仮想マシンのアップロード、ダウンロード
  • 複数のESXiホストに向けたリソースチャートの更新
  • 仮想マシンフォーマットにおける標準規格「OVF(Open Virtualization Format)」アプライアンスへのエクスポート
  • 仮想マシン毎にホットキーを作成可能
  • 仮想マシンの作成や設定メニューに対する制限機能(制限付き仮想マシン、期限付き仮想マシンの作成、実行機能)
  • Windowsゲストに接続されたUSBデバイスに対する接続制限機能
  • 管理環境に向けた、シングル仮想マシンモード
  • カスタマイズ可能なヘルプ
  • VMwareベーシックサポート、VMwareプロダクションサポートを利用する権利
  • ボリュームプライスの提供

当版では、新規仮想マシン作成時におけるデフォルトの仮想ハードウェアのバージョン(Ver. 16)に、Ver. 11.1からの変更はありません(virtualHW.version = “16”)

当版におけるシステム要件は、64bitプロセッサを搭載したApple製コンピュータ、ホストOSは「macOS High Sierra 10.13」以降(「macOS Catalina 10.15」を含む)となっています。Ver. 11.1にてサポートされていた「macOS Sierra 10.12」は 対象外となりますので御注意下さい(ゲストOSとしてのOS X(macOS)のサポートも「10.13」〜「10.15」となります)。また、既知の問題点を含む その他の詳細が、リリースノート、及びVMware Communities等を通じて確認可能となっています。

「VMware Fusion 11.5」のダークモード
↑「VMware Fusion 11.5」における「Dark Mode Sync(ダークモード シンク)」。ダークモードに対応するゲストOS(「OS X El Capitan(OS X 10.11)」以降、「Windows 10」)のテーマをホストOSと同期させて暗くします。「Windows 10 Pro(ゲストOS)」on「VMware Fusion 11.5.0 Build 14634996」on「macOS Mojave 10.14.6(ホストOS)」

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