「Parallels Desktop 26.2.0」リリース、「Windows 11 25H2」「Microsoft Office 365」との互換性を改善

2025年はmacOSに倣ってカレンダーバージョングを採用した、AlludoグループのParallels International GmbHより米国時間2025年12月16日、macOSベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop for Mac」のアップデートリリースに相当する「Parallels Desktop 26 for Mac 26.2.0 Build 57363(Parallels Desktop 26 Update 2 Hotfix 0)」がリリースされ、Parallelsによる公式ダウンロードページ、及びビルトインのソフトウェアアップデーター(「Parallels Desktop」>「Check for Updates…(更新をチェック…)」)を通じて、日本語含む12言語リソースを包含するマルチリンガル版のバイナリーパッケージが入手可能となっています。

Apple siliconホストにおいて確認されていた新規仮想マシン作成時の問題も修正

「Parallels Desktop 26 for Mac」を対象としたアップデートリリースとして位置付けられている「Parallels Desktop 26.2.0」では、機能の追加、全般的な安定性改善、パフォーマンス改善、バグフィックス、セキュリティアップデート等が行われており、「Parallels Desktop 26.1.2」からの主な変更点として以下の項目等が示されています。

全般的な改善

  • Apple siliconホストにおいて新規に仮想マシンを作成する場合に、仮想ハードディスクドライブ(Parallels仮想ディスク(.hdd、.hds))のサイズを変更する事ができなかった問題を修正

Windows(ゲストOS)関連の改善

  • Windows(ゲストOS)からmacOS(ホストOS)への安全で制限されたキーストローク転送のサポートを追加し、「Dragon Medical One」がマクロを使用して「Epic Hyperspace」を制御可能に
  • 「Windows 11(ゲストOS)」において、仏Dontnod Entertainmentによる「Vampyr(ヴァンパイア)」を5~10分間プレイした後に、フリーズするケースが確認されていた問題を修正
  • 「Windows 11 25H2(ゲストOS)」をCoherence(コヒーレンス)モードに切り替えた際に、「Microsoft Office 365」のウインドウが消失していた問題を修正
  • 「Parallels Desktop」がホストコンピューター(Mac)のログイン項目に追加された場合に、「An older version of Parallels Desktop is running(古いバージョンのParallels Desktopが実行されています」というエラーメッセージが誤って表示されていた問題を修正
  • 「Windows 11 25H2(ゲストOS)」をCoherence(コヒーレンス)モードに切り替えた場合に、GPU使用率が急上昇していた問題を修正
  • Coherence(コヒーレンス)モードでの実行時に、Windows(ゲストOS)の「Start(スタート)」メニューが表示されないケースが確認されていた問題を修正
  • macOS(ホストOS)のDockにおいて発生していた、Windowsアプリケーションフォルダーに関連した種々の問題を修正

Linux(ゲストOS)関連の改善

  • Linux(ゲストOS)からテキストをコピーしてmacOS(ホストOS)にペーストする際に、長い遅延が発生していた問題を修正
  • ホストコンピューター(Mac)の再起動後に、Linux(ゲストOS)がインターネットにアクセスする事ができなくなっていた問題を修正
  • スナップショットのスケジューリング機能「Smartguard」有効化(「Virtual Machine Configuration(仮想マシン構成)」>「Backup(バックアップ)」>「Smartguard」)した場合に、タイムシンクロナイズが適切に機能しないケースが確認されていた問題を修正
  • ゲストOS拡張機能「Parallels Tools for Linux」と「Debian 13(ゲストOS)」との間にて確認されていた互換性問題を修正

「Parallels Desktop for Mac Enterprise Edition」に向けた改善

  • 宣言型デプロイメントを導入。Microsoftによる最新の標準エンタープライズISOをベースに、ゴールデンイメージを配布する新しいソリューションを導入。この改善によって、OOBE(Out-Of-Box Experience)のバイパスと「Microsoft Intune」への登録が容易となる、このソリューションの詳細はAdministrator’s Guideを参照
  • macOS(ホストOS)、ゲストOS間のコピーアンドペースト同期をコントロールするポリシー機能の名称を変更し、併せてドラッグアンドドロップもコントロール可能に
  • 仮想マシの設定ポリシーを適用した場合に、外部デバイスの接続制限を含まないケースにおいても、Parallels仮想マシンのUSBデバイスメニューが消失していた問題を修正
  • 「Isolate VM from Mac(仮想マシンをMacから隔離)」>「Control clipboard synchronization(クリップボード同期をコントロール)」ポリシーが「Mac to guest OS only(MacからゲストOSのみ)」に設定されている場合に、ゲストOSからmacOS(ホストOS)へファイルをドラッグするとファイルが消失していた問題を修正

システム要件について

「Parallels Desktop 26 for Mac」におけるシステム要件は、64bitプロセッサーを搭載したApple製コンピューター(Intel、Apple silicon)、ホストOSは「macOS Ventura(macOS 13)」「macOS Sonoma(macOS 14)」「macOS Sequoia(macOS 15)」「macOS Tahoe(macOS 26)」となっています(ゲストOSとしてのMac OS X(macOS)のサポートは「OS X Mavericks(OS X 10.9)」〜「macOS Tahoe(macOS 26)」となります)。また、既知の問題点を含むその他の詳細が、リリースノート、PTN(Parallels Technology Network)等を通じて確認可能となっています。