「VirtualBox 6.1.20」「VirtualBox 6.1.22」リリース

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Oracle Corporationより米国時間2021年4月20日、マルチプラットフォームに対応した オープンソースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox」のアップデートリリースに相当する「Oracle VM VirtualBox 6.1.20 Build 143896(VirtualBox 6.1 Maintenance Release 20)」がリリースされ、現在プロジェクトサイト、及びOracleによる公式ダウンロードページを通じて、macOS、Windows、Linux、Solarisを対象としたバイナリーパッケージ、ソースコード、SDK(Software Development Kit)、PUEL(VirtualBox Personal Use and Evaluation License)に準拠したエクステンションパック(Oracle VM VirtualBox Extension Pack)が入手可能となっています(Mac OS X版 dmg 約119.0MB。バイナリーとソースコードには、ライセンスとしてGPLv2(GNU General Public License Version 2)が適用されています)。

Hyper-Vとの互換性問題を修正

Ver. 6.1を対象としたメンテナンスアップデートとして位置付けられている当版では、全般的な安定性改善、パフォーマンス改善、バグフィックス、セキュリティアップデート等が行われており、前版(「6.1.18 Build 142142」)からの主な変更点として、以下の項目等が示されています。

  • 種々のアクションのタイミングに応じて、仮想マシンのパフォーマンスが損なわれるケースが確認されていた問題を修正(「6.1.0 Build 135406」におけるリグレッション)
  • Microsoftによるハイパーバイザープラットフォーム「Hyper-V」が有効化されている「Windows 10(ホストOS)」において、ゲストOSがハングアップするケースが確認されていた問題を修正
  • 一部特定状況下においてネスト仮想化が有効化されている場合に、致命的なエラーが発生するケースが確認されていた問題を修正
  • Intel Haswell以降のCPUを搭載した「Solaris 11.4(ホストOS)」に影響を与え得る、SMAP関連のホストパニックを修正
  • OCI(Oracle Cloud Infrastructure)関連の改善。OCIへのエクスポート、及びOCIインスタンスの作成のための、cloud-initサポートを追加
  • GUI関連の改善。「Delete all files(全てのファイルを削除)」を実行しても、「Logs/VBoxUI.log」が削除されないケースが確認されていた問題を修正
  • オーディオ関連の改善。macOSホストにおいて、オーディオデバイスが重複して検出されていた問題を修正(「5.0.0 Build 101573」におけるリグレッション)
  • ネットワーク関連の改善。「not attached(接続されていない)」アダプターを対象として、リンクステータスレポートを修正
  • OS/2(ゲストOS)における「Intel e1000」ネットワークドライバーにて発生し得た、接続性関連の問題を修正(ブリッジネットワークモードにおいて、DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)が適切に機能しなかった問題。「6.1.18 Build 142142」におけるリグレッション)
  • 「VxWorks e1000」ドライバーにて発生し得た、互換性関連の致命的な問題を修正
  • NAT(Network Address Translation)にて「IPv6(Internet Protocol Version 6)」を拒否する、ポートフォワーディングルールのGUIチェックを修正
  • And many others…

「VirtualBox 6.1.22」について

「6.1.20 Build 143896」に引き続き、米国時間2021年4月29日付にて「Oracle VM VirtualBox 6.1.22 Build 144080(VirtualBox 6.1 Maintenance Release 22)」がリリースされました。

Ver. 6.1を対象としたメンテナンスアップデートとして位置付けられている当版では、全般的な安定性改善、パフォーマンス改善、バグフィックス、セキュリティーアップデート等が行われており、前版(「6.1.20 Build 143896」)からの主な変更点として、以下の項目等が示されています。

  • Microsoftによるハイパーバイザプラットフォーム「Hyper-V」が有効化されている最新の「Windows 10(ホストOS)」環境において、64bit Windows、Solaris(何れもゲストOS)のパフォーマンスを改善
  • Microsoftによるハイパーバイザプラットフォーム「Hyper-V」が有効化されている「Windows 10(ホストOS)」環境において、Windows Vista、Windows Server 2003(何れもゲストOS)が頻繁にクラッシュし得た問題を修正
  • GUI関連の改善。ユーザーが、未設定のデフォルトショートカットを保存する事ができなかった問題を修正(「6.1.18 Build 142142」におけるリグレッション)
  • ストレージ関連の改善。仮想マシンの起動時にクラッシュが引き起こされ得た、LsiLogic SAS(Serial Attached SCSI)コントローラーのエミュレーションにおけるリグレッションを修正
  • ゲストOS拡張機能「Guest Additions」関連の改善(Linux Additions)。マウントされた共有フォルダーから、実行可能ファイルを実行する事ができないケースが確認されていた問題を修正

現在、アクティブにメンテナンスされているのは、Ver. 6.1のみになります。旧版を対象としたアップデートリリースは行われていません。

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