「VirtualBox 6.1.16」リリース、「macOS Big Sur」との互換性を改善

投稿者 | 2020年11月8日

Oracle Corporationより米国時間2020年10月16日、マルチプラットフォームに対応した オープンソースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox」のアップデートリリースに相当する「Oracle VM VirtualBox 6.1.16 Build 140961(VirtualBox 6.1 Maintenance Release 16)」がリリースされ、現在コミュニティサイト、及びOracleによる公式ダウンロードページを通じて、macOS、Windows、Linux、Solarisを対象としたバイナリパッケージ、ソースコード、SDK(Software Development Kit)、PUEL(VirtualBox Personal Use and Evaluation License)に準拠したエクステンションパック(Oracle VM VirtualBox Extension Pack)が入手可能となっています(Mac OS X版 dmg 約119.0MB。バイナリとソースコードには、ライセンスとしてGPLv2(GNU General Public License Version 2)が適用されています)。

「Ubuntu 18.04」「Ubuntu 20.04」との互換性も改善

Ver. 6.1を対象としたメンテナンスアップデートとして位置付けられている当版では、全般的な安定性改善、パフォーマンス改善、バグフィックス、セキュリティアップデート等が行われており、前版(「6.1.14 Build 140239」)からの主な変更点として、以下の項目等が示されています。

  • Microsoftによるサーバー仮想化ソフトウェア「Hyper-V(バックエンド)」が使用されている環境において発生し得た、仮想マシン内のランダムなメモリ破壊、及びXMMレジスタ状態の破損を修正
  • Hyper-V(バックエンド)が使用されている環境における、Linux(ゲストOS、「Ubuntu 20.04 LTS(Focal Fossa)」等)でのVMSVGA 3Dサポートを修正
  • ユーザインターフェイス関連の改善(GUI関連の改善)。ホストOSとして「macOS Big Sur 11.0 Beta」がインストールされた環境において、GUIツールキット「Qt」に因して、クラッシュが発生するケースが確認されていた問題を修正
  • OCI(Oracle Cloud Infrastructure)との統合。一部のプロキシの背後で、ネットワーク統合が機能しなかった問題を修正
  • USB関連の改善。応答のないデバイスを回避するために、リモートウェイク機能をマスクすべくした改善を適用
  • オーディオ関連の改善。ホストOS(「Ubuntu 18.04 LTS(Bionic Beaver)」等)がスリープ状態に移行した後に発生し得た、オーディオ再生に関連した問題を修正
  • シリアル関連の改善。ステータスラインの監視に失敗した場合にも、データを転送し続けるべくした改善を適用
  • TCPモードを使用している場合に、再接続がブロックされていた問題を修正
  • HPET(High Precision Event Timer)関連の改善。ゲストOSが、最後のタイマーを使用する事ができなかった問題を修正
  • (bug #19856)
  • コマンドラインユーティリティ「VBoxManage」関連の改善。「–locale」を伴わずして「VBoxManageunattendedinstall」を実行した場合の、システムロケールの検出性を修正
  • And many others…

今回は、同じタイミングでの 旧版を対象としたメンテナンスアップデートはリリースされていません。尚、VirtualBoxプロジェクトでは現在、欧米(ドイツ、ヨーロッパ、米国)において、シニアの開発者を募集している状況です。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA