「Parallels Desktop for Mac App Store Edition 1.6.1」リリース、ブリッジネットワークを構成可能に

投稿者 | 2020年12月1日

Corel CorporationグループのParallels International GmbHより米国時間2020年11月26日、macOS(OS X)ベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop for Mac App Store Edition(旧Parallels Desktop Lite)」のアップデートリリースに相当する「Parallels Desktop for Mac App Store Edition 1.6.1 Build 21141」がリリースされ、現在Mac App Storeを通じて、日本語含む複数言語リソースを包含するマルチリンガル版のバイナリパッケージが入手可能となっています(app 約185.5MB)。

「DirectX 11.1」をサポートし、Big SurスタイルのUIを採用

Ver. 1を対象としたアップデートリリースとして位置付けられている当版では、機能の追加、全般的な安定性改善、パフォーマンス改善、及びバグフィックス等が行われており、前版(「1.6.0 Build 21086」)からの主な変更点として、以下の項目等が示されています。

「macOS Big Sur(ホストOS)」に対する互換性改善

  • 仮想マシンの起動を試みた後に、macOS(ホストOS)がクラッシュするケースが確認されていた問題を修正
  • Windows(ゲストOS)に対して任意のユーザーでログインした場合に、仮想マシンがクラッシュするケースが確認されていた問題を修正
  • 「Virtual Machine Configuration(仮想マシン構成)」>「Hardware(ハードウェア)」>「CPU & Memory(CPUおよびメモリ)」ペインに、2つのメニュー項目しか表示されてなかった問題を修正
  • スナップショットの削除中に「Unable to pause “virtual machine name”.(”仮想マシン名” を一時停止する事ができません)」というメッセージが表示され得た問題を修正
  • 環境設定(Parallels Desktop」>「Preferences…(環境設定…)」)、及び「Virtual Machine Configuration(仮想マシン構成)」ダイアログのタブを切り替えた場合に、GUIクライアント(Parallels Desktop.app)のウインドウが上に移動していた問題を修正
  • macOS(ホストOS)のDockにおいて、複数の仮想マシンアイコンが表示されるケースが稀に確認されていた問題を修正

「macOS Big Sur(ゲストOS)」に対する互換性改善

  • 既存のmacOS(ゲストOS)を「macOS Big Sur 11.0」にアップグレードする事ができなかった問題を修正
  • リカバリーパーティションから、仮想マシンに「macOS Big Sur 11.0」をインストールする事ができなかった問題を修正
  • ゲストOS拡張機能「Parallels Tools」の再インストール後に、「macOS Big Sur 11.0(ゲストOS)」がインストールされた仮想マシンがブラックスクリーンの状態で行き詰まっていた問題を修正
  • 「macOS Big Sur 11.0(ゲストOS)」へのアップグレード後に、当該仮想マシンがブラックスクリーンの状態で行き詰まっていた問題を修正
  • ユーザーがログインした場合に、稀に「macOS Big Sur 11.0(ゲストOS)」がインストールされた仮想マシンがリブートするケースが確認されていた問題を修正
  • 「macOS Big Sur 11.0」以外の版がインストールされたホストコンピュータ(Mac)で作成された仮想マシン(「macOS Big Sur 11.0(ゲストOS)」)において、デフォルトの画面解像度が 1024*768に設定されていた問題を修正
  • 「Installation Assistant(インストールアシスタント)」において、「macOS Big Sur 11.0(ゲストOS)」のバージョンが正しく表示されていなかった(Ver. 10.16として表示されていた)問題を修正

その他の改善

  • ユーザーインターフェイスをBig Surスタイルにアップデート
  • 「macOS Big Sur 11.0」のプライバシー制限を満たすべくした改善を適用(例えば、ユーザーが同意を与えるまで、Bluetoothの使用は許可されない等)

ネットワーク関連の改善

  • 仮想マシンにおいて、ブリッジネットワークを構成可能に

3Dグラフィックスを含むグラフィックス関連の改善

  • MicrosoftによるマルチメディアAPI「DirectX 11.1(Direct3D 11.1)」をサポート。この改善よって、高解像度モニター、及び「DirectX 11(Direct3D 11)」を要する 更なるアプリケーション、ゲーム等の対応範囲を拡張
  • 「macOS Big Sur 11.0(ゲストOS)」における「Metal」グラフィックスAPIへの対応の改善。OpenGLを置き換え、3Dグラフィックスのレンダリングをアクセラレートする同APIへの対応の改善により、macOS(ゲストOS)におけるパフォーマンスを改善した他、2018年から2020年に報告されていた、以下の多数の問題を修正
    • 「Preview(プレビュー)」で開かれたPDFドキュメントにおいてテキストを選択した場合に、当該のテキストがブラックアウトしていた
    • FileSimpleアプリケーションにおいて、インターフェイスがブランクになるケースが確認されていた
    • メニューバーの時計がシャープに表示されないケースが確認されていた
    • Webブラウザ「Safari」において複数のタブを開いた場合に、グラフィカルアーチファクトが表示されていた
    • 「Notes(メモ)」がクラッシュするケースが確認されていた
    • 「Maps(マップ)」でブラックスクリーンが表示されるケースが確認されていた
    • 「Photos(写真)」において、黒いサムネイルが表示されるケースが確認されていた

当版におけるシステム要件は、64bitプロセッサを搭載したApple製コンピュータ、ホストOSは「macOS Mojave(macOS 10.14.6)」以降となっています。Ver. 1.5にてサポートされていた「macOS High Sierra(macOS 10.13.6)」は 対象外となりますので御注意下さい(ゲストOSとしてのMac OS X(macOS)のサポートは「Server 10.5」〜「11.0」となります)。また、既知の問題点を含む その他の詳細が、リリースノート、PTN(Parallels Technology Network)等を通じて確認可能となっています。

名称(ブランディング)の変更について

米国時間2019年1月21日付にてリリースされた「1.5.0 Build 20116」より、プロダクトの名称が「Parallels Desktop Lite」から「Parallels Desktop for Mac App Store Edition」に変更されました。これは、「Lite」というラインアップ名が、Standard版よりも高価なサブスクリプションの金額設定に相応しくないとの指摘を受けての変更となります(Mac App Storeにおいては、名称の重複する製品が他には存在しないため「Parallels Desktop」と表記されています)。



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