「Parallels Desktop 16.1.1」リリース、「Ubuntu 20.04」との互換性を改善

投稿者 | 2020年11月21日

Corel CorporationグループのParallels International GmbHより米国時間2020年11月18日、macOS(OS X)ベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop for Mac」のアップデートリリースに相当する「Parallels Desktop 16 for Mac 16.1.1 Build 49141(Parallels Desktop 16 Update 1 Hotfix 1)」がリリースされ、現在Parallelsによる公式ダウンロードページ、及びビルトインのソフトウェアアップデータ(「Parallels Desktop」>「Check for Updates…(更新をチェック…)」)を通じて、日本語含む複数言語リソースを包含するマルチリンガル版のバイナリパッケージが入手可能となっています(dmg 約214.69MB)。

「Snow Leopard Server」に対する互換性改善も

Ver. 16を対象としたアップデートリリースとして位置付けられている当版では、全般的な安定性改善、パフォーマンス改善、バグフィックス、セキュリティアップデート等が行われており、前版(「16.1.0 Build 48950」)からの主な変更点として、以下の項目等が示されています。

3Dグラフィックスを含むグラフィックス関連の改善(ゲストOSアプリケーション)

  • 「SOLIDWORKS 2020」「SolidBuilder」「DesignBuilder」「Microsoft Whiteboard」、及び「Samplitude Pro X5」に向けた「FabFilter Pro-Q 3 plugin」を実行した場合に、グラフィックスアーチファクトが生じていた問題を修正
  • 「Realtime Landscaping Architect 2018」を実行した場合に、ビデオグリッチが生じていた問題を修正
  • 「Microsoft Teams」の設定ダイアログにおいて、ビルトインのFace Timeカメラからのイメージが壊れて表示されていた問題を修正
  • ストレージシステム「Drobo」の管理ツール「Drobo Dashboard」において、赤いドットが表示されるケースが確認されていた問題を修正
  • 「LTpowerCAD 2.7.1」において、グラフが表示されなかった問題を修正
  • 「Paratext 9」の起動時に、ブラックスクリーンが表示されていた問題を修正
  • 「KOMPAS 3D 18.1」「KOMPAS 3D 19」において、網目状の透明度が機能せず、切り取ったパーツが消去されないケースが確認されていた問題を修正
  • 「City of Heroes」において、テクスチャが適切に描画されなかった問題を修正
  • 「Windows 10(ゲストOS)」の「Start(スタート)」メニューにおいて、稀に赤いオーバーレイが表示されるケースが確認されていた問題を修正
  • ウインドウマネージャーに「FVWM2」を使用する「openSUSE 15.2」において、ウインドウをドラッグした後に、グラフィックスアーチファクトが表示され、仮想マシンが無反応となるケースが確認されていた問題を修正
  • 「Ubuntu 16.04 LTS(Xenial Xerus、ゲストOS)」において、シャドウの代わりに黒い四角形が表示されるケースが確認されていた問題を修正

種々の雑多な改善

  • 仮想マシン(ゲストOS)の実行時に、Solid Edge、Citrixソリューションのパフォーマンスが低下するケースが確認されていた問題を修正
  • ユーザーがファイルを開こうとした場合に、Virtual Worldsがクラッシュするケースが確認されていた問題を修正
  • 「pCon.planner 8.3 Update 2」においてイメージファイルをプレビューしたり、或いはPDFファイルとして出力する事ができなかった問題を修正
  • 外部ディスプレイに表示されているWindows(ゲストOS)において、Microsoft PowerPointのプレゼンテーションモードが動作しなかった問題を修正
  • 「Ubuntu 20.04 LTS(Focal Fossa、ゲストOS)」において、Webブラウザー「Google Chrome」がブランクのウインドウを表示するケースが確認されていた問題を修正

デバイス関連の改善

  • ドイツ語キーボードレイアウトの環境において発生し得た、幾つかのタイピング関連の問題(「<」の代わりに「^」が入力されたり、「、」の代わりに「<」が入力される等)を修正

その他の改善

  • 仮想マシンを展開する場合に発生し得た、ディスクの空き容量に関連した問題を修正(パッケージのサイズに加えて、解凍後の仮想マシンのサイズも要する事を考慮)
  • 「Windows XP(ゲストOS)」において、macOS(ホストOS)のファイル、フォルダを除去する事ができなかった問題を修正
  • レガシーなmacOSゲスト(例えば「Mac OS X Server 10.6 Snow Leopard」)のウインドウをリサイズした場合に、ダイナミックレゾリューションが適切に機能しなかった問題を修正
  • 稀にゲストOS拡張機能「Parallels Tools」のアップデートに失敗し、エラーメッセージ(Failed to install driverprl_dd.)が表示されていた問題を修正
  • 変更を有効化するために、稀に「Parallels Tools」が 仮想マシンの再起動を繰り返し要求するケースが確認されていた問題を修正
  • 仮想マシンをシャットダウンした後に、GUIクライアント(Parallels Desktop.app)の終了を試みた場合に、稀にレスポンスが無くなる(無反応となる)ケースが確認されていた問題を修正

当版におけるシステム要件は、64bitのIntelプロセッサを搭載したApple製コンピュータ、ホストOSは「macOS High Sierra(macOS 10.13.6)」以降(「macOS Big Sur 11.0」を含む)となっています。Ver. 15にてサポートされていた「macOS Sierra(macOS 10.12.6)」は 対象外となりますので御注意下さい(ゲストOSとしてのMac OS X(macOS)のサポートは「Server 10.5」〜「11.0」となります)。また、既知の問題点を含む その他の詳細が、リリースノート、PTN(Parallels Technology Network)等を通じて確認可能となっています。

Apple Siliconの対応について

当版は、ARMベースのSoC(System on a Chip)「Apple Silicon」には対応していません。同SoCに対しては 現在開発過程にある「Parallels Desktop for Mac with Apple M1 chip」において対応予定と伝えられています。



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