「Parallels Desktop 18(18.0.0)」リリース、「macOS Ventura」に対応

Parallels International GmbHより米国時間2022年8月9日、macOSベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop for Mac」のアップグレードリリースに相当する「Parallels Desktop 18 for Mac 18.0.0 Build 53049(GA版)」がリリースされ、現在Parallelsによる公式ダウンロードページを通じて、日本語含む複数言語リソースを包含する マルチリンガル版のバイナリーパッケージが入手可能となっています(サブスクリプションユーザーは、追加のコストを伴わずしてアップグレード可能となっています。また、アプリケーションをアクティベートする際には、インターネット接続環境が必要となります)。

Apple Siliconホストにおいて、最大18コアのvCPU、62GBのRAM容量を割り当て可能に

米国時間2022年2月16日よりテストリリース(プライベートベータ「pdfm 2022 TP」)が開始されていた当版では、一連のテストリリース(「Feb Technical Preview 1 Build 52476」~「June Technical Preview 4 Build 52893」)を通じた主な特徴として、以下の項目等が示されています(「Parallels Desktop 17.1.1」からの主な変更点となります)。

サポート対象オペレーティングシステムの追加

  • Appleによる次世代デスクトップオペレーティングシステム「macOS Ventura(macOS 13)」を ゲストOS、ホストOSとして試験的にサポート(ゲストOSとしては、Mac App Storeから入手可能なインストーラー(.app)、或いはリカバリーパーティション(APFS(Apple File System))を通じてインストール可能。インストーラーパッケージに含まれる「InstallESD.dmg」を抽出する必要はない)。「macOS Ventura(macOS 13)」の正式リリース後には、ParallelsのサポートステータスもGAに昇格する予定

3Dグラフィックスを含むグラフィックス関連の改善(Apple Silicon)

  • Windows(ゲストOS)におけるディスプレイのリフレッシュレートが、macOS(ホストOS)における変更と連動して、自動的に調整されるべくした改善を適用
  • 「macOS Ventura(macOS 13、ゲストOS)」におけるデフォルトの解像度を向上

ユーザービリティ関連の改善(アーキテクチャー統一)

  • ゲストOS拡張機能「Parallels Tools」のアップデートが、Windows(ゲストOS)の再起動時にインストールされるべくした改善を適用(起動後に発生し得る不要な中断を防ぐための措置)
  • Webブラウザー「Safari」が、以前に作成された Parallelsアカウントの資格情報を使用すべくした変更を適用
  • ネットワーク設定の編集が より容易になり、ヒューマンエラーとmacOSネットワークとのコンフリクトの双方から保護されるべくした改善を適用
  • 更なるユーザービリティの向上に向けて、仮想マシンの共有オプション(「Virtual Machine Configuration(仮想マシン構成)」>「Options(オプション)」>「Sharing(共有)」)を再デザイン
  • macOS(ホストOS)に表示されるParallelsメニューのアイコンを再デザイン

ユーザービリティ関連の改善(Intel)

  • アプリケーション内のオファーを通じて、Microsoftによるデスクトップオペレーティングシステム「Windows 11(ゲストOS)」をダウンロード、インストール可能に
  • Parallelsハイパーバイザーを使用している環境において、システム、メモリー関連の問題が発生した場合に、GUIクライアント(Parallels Desktop.app)に通知が表示されるべくした改善を適用

互換性関連の改善(Apple Silicon)

  • 共有フォルダー機能に任を負う「Parallels Tools」ドライバーが ARMアーキテクチャーに向けて再構築され、Apple Silicon Mac(ホストコンピューター)において実行されている Windows(ゲストOS)の、Intelアプリケーションに向けた互換性を改善
  • ProMotionディスプレイを搭載したMacコンピューターにおいて、当該環境に応じた構成がなされている場合に、フルスクリーンモードで実行しているゲストOSにおいて、macOS(ホストOS)のメニューバーが表示されたままの状態になっていた問題を修正

※上記のリストは、「Parallels Desktop 18 for Mac Pro Edition」を対象としていますので、「Standard Edition(通常版)」には実装されない機能も含まれています。

当版におけるシステム要件は、64bitプロセッサーを搭載したApple製コンピューター、ホストOSは「macOS Mojave(macOS 10.14)」以降(「macOS Ventura(macOS 13)」を含む)となっています。Ver. 17にてサポートされていた「macOS High Sierra(macOS 10.13.6)」は 対象外となりますので御注意下さい(ゲストOSとしてのMac OS X(macOS)のサポートは「Server 10.5」〜「13.0」となります)。また、既知の問題点を含む その他の詳細が、リリースノート、PTN(Parallels Technology Network)等を通じて確認可能となっています。

「Parallels Desktop 18.0.1」リリース(2022年8月31日に追記)

米国時間2022年8月30日付にて「Parallels Desktop 18 for Mac 18.0.1 Build 53056(Parallels Desktop 18 Update 0 Hotfix 1)」がリリースされました。

Ver. 18を対象としたアップデートリリースとして位置付けられている当版では、全般的な安定性改善、パフォーマンス改善、及びバグフィックス等が行われており、共有フォルダー、Coherence(コヒーレンス)モード等、一部の統合機能が適切に機能しないケースが確認されていた問題の修正等が行われています。

「Parallels Desktop 18.0.2」リリース(2022年9月14日に追記)

米国時間2022年9月13日付にて「Parallels Desktop 18 for Mac 18.0.2 Build 53077(Parallels Desktop 18 Update 0 Hotfix 2)」がリリースされました。

Ver. 18を対象としたアップデートリリースとして位置付けられている当版では、全般的な安定性改善、パフォーマンス改善、セキュリティアップデート等が行われており、Windows(ゲストOS)対して、Secure Boot DBXに向けたスタンドアロンの更新プログラム(KB5012170)を適用した場合に、エラー(0x800f0922)が発生していた問題の修正、Windows(ゲストOS)のデスクトップ、アプリケーションにて発生し得た、種々のグラフィックス関連の問題の修正、Microsoft Teamsのカメラ、ビデオがフリーズするケースが確認されていた問題の修正、「Windows Vista(ゲストOS)」においてブラックスクリーンが発生するケースが確認されていた問題の修正等が行われています。