「VMware Fusion 10」のMetalグラフィックスのサポート

ゲストOSにおける3Dグラフィックスの高速化等に貢献

macOS(OS X)ベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Fusion」を対象としたアップグレードリリースとして、米国時間2017年9月26日付にてGAリリースを迎えている「VMware Fusion 10」ですが、同版では ゲストOSにおける3Dグラフィックスのパフォーマンスを向上させるために、AppleによるグラフィックスAPI「Metal」を活用する事が可能となっています。

ホストOSにおけるMetalグラフィクスエンジンをゲストOSに向けて活用するためには 特定のシステム要件が明示されており、ハードウェア要件は 以下の通りとなっています。

  • MacBook(Early 2015)
  • MacBook Air(Mid 2012)以降
  • MacBook Pro(Mid 2012)以降
  • Mac Mini(Late 2012)以降
  • iMac(Late 2012)以降
  • Mac Pro(Late 2013)以降

ホストOSとしてのソフトウェア要件は、「macOS Sierra(macOS 10.12.5)」以降、アクセラレートする事が可能なゲストOSのグラフィックスAPIには、「OpenGL 3.3」「DirectX 10」が各々示されています。また、Metalのサポートは グラフィックスパフォーマンスの他にも、バッテリーライフ(電力効率)の向上、及びレンダリングの正確性の改善等にも貢献します。