Parallels International GmbHより米国時間2017年4月22日、macOS(OS X)ベースのユーティリティパッケージ「Parallels Toolbox for Mac」のアップデートリリースに相当する「Parallels Toolbox 1.6.0 for Mac Build 920」がリリースされ、現在Parallelsによる公式ダウンロードページ、及びビルトインのソフトウェアアップデータ(Toolboxメニュー>「Check for Updates…(更新をチェック…)」)を通じて、日本語含む複数言語リソースを包含する マルチリンガル版のバイナリパッケージが入手可能となっています(dmg 約25.1MB)。
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「Download Video(ビデオダウンロード)」等、4種のツールを単体にて提供開始
Ver. 1を対象としたアップデートリリースとして位置付けられている当版より、同梱されている12種のツールの中から「Download Video(約5.1MB)」「Do Not Sleep(約3.9MB)」「Hide Desktop(約3.8MB)」「Convert Video(約9.8MB)」の4種のツールが、スタントアロンのアプリケーションとして各々4.99ドルにて購入可能となっています(単体での提供が開始されています)。
当版におけるシステム要件は、64bitプロセッサを搭載したApple製コンピュータ、ホストOSは「OS X Yosemite(OS X 10.10.5)」以降(「macOS Sierra 10.12」を含む)となっています。
尚、Parallels Toolboxは、既存のツールの他に、「Launch」「Eject Volumes」「Take Photo」「Block Camera」「Take Video」の5種のツールを近日中に追加予定と伝えられています(サブスクリションユーザに対しては、定期的にツールを追加していく意向との事です)。
「Parallels Toolbox 1.7(1.7.0)」リリース(2017年5月24日に追記)
米国時間2017年5月23日付にて「Parallels Toolbox 1 for Mac 1.7.0 Build 1026(Parallels Toolbox 1 Update 7 Hotfix 0)」がリリースされました。
Ver. 1を対象としたアップデートリリースとして位置付けられている当版では、サブスクリプションユーザーに向けて、新たに4種のツール(「Download Video(ビデオダウンロード)」と同じコンセプトを有し、単一のWebページから複数のオーディオファイルをダウンロード可能な「Download Audio(音声をダウンロードする)」、任意のタイミングにて Wi-Fi、Bluetoothを無効化する「Airplane Mode(機内モード)」、メニューバーから迅速にスクリーン解像度を変更可能な「Switch Resolution(解像度を切り替える)」、接続された外部ディスプレイやプロジェクターを自動的に検出し、デスクトップにおけるファイルを隠し、通知を無効化し、コンピューターのスリープモードへの遷移をブロックする「Presentation Mode(プレゼンテーションモード)」)が追加された他、前版(Parallels Toolbox 1.6.0)からの主な変更点として、以下の項目等が示されています。
- 「Take Screenshots(スクリーンショットを取得する)」において、スクリーンショットのイメージフォーマットを変更するためのオプションを追加
- 「Do Not Sleep(スリープしない)」において、柔軟な構成を追加
- 「Download Video(ビデオダウンロード)」に自動更新機能を追加
- 「State」を対象として、メニューバーにおけるアイコンの挙動を改善(「Mute Microphone(マイクをミュート)」「Do Not Sleep(スリープしない)」と同様の挙動)
- 「Terminal(ターミナル)」を通じて、スクリーンショットの保存場所を任意に変更可能に
- 「Launch(起動)」におけるユーザービリティを改善
- 「Library(ライブラリ)」セクションにおける、アクティブなツールのハイライト機能を改善
- 複数のバグ、及びクラッシュ等を修正
システム要件に前版からの変更はありません。64bitプロセッサーを搭載したApple製コンピューター(Mac)、ホストOSは「OS X Yosemite(OS X 10.10.5)」以降(「macOS Sierra(macOS 10.12)」を含む)となっています。また、既知の問題点を含む その他の詳細が、リリースノート、PTN(Parallels Technology Network)等を通じて確認可能となっています。