VMware by Broadcomより米国時間2026年9月3日、macOSベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Fusion」のアップデートリリースに相当する「VMware Fusion Pro 26H1u1(26.0.1) Build 25689522」がリリースされ、Broadcomによる公式ダウンロードページ、及びビルトインのソフトウェアアップデーター(「VMware Fusion」>「Check for Updates…(更新の確認…)」)を通じて、日本語含む4言語リソースを包含するマルチリンガル版のバイナリーパッケージが入手可能となっています(x86-64、ARM64両アーキテクチャーにおいてネイティブ実行可能な「Universal 2 Binary」としてビルドされており、ダウンロードする際にはBroadcomアカウントが必要となります)。
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Microsoftセキュアブート証明書の有効期限切れに対処
「VMware Fusion Pro」を対象としたアップデートリリースとして位置付けられている「VMware Fusion Pro 26H1u1(26.0.1)」では、機能の追加、全般的な安定性改善、パフォーマンス改善、バグフィックス、セキュリティアップデート等が行われており、「VMware Fusion Pro 26H1(26.0.0)」からの主な変更点として以下の項目等が示されています。
セキュアブートプラットフォームキーの修復の自動化
VMPK(Virtual Machine Platform Key、仮想マシンプラットフォームキー)の修復を簡素化し、Microsoftセキュアブート証明書の有効期限切れに対処するための新機能が導入されました。この機能の詳細は以下の通りとなっています。
- サーバー仮想化ソフトウェア「VMware ESX」で導入されていたサイレント プラットフォームキー アップデート(ゲストOSの再起動時に、セキュアブートが有効、且つvTPM(Virtual Trusted Platform Module)が有効でない仮想マシンにおける無効な「VMW.NULLPK」を自動的に更新するオプション)
- カプセル プラットフォームキー アップデート(TPM(Trusted Platform Module)ベースのアプリケーションを中断する事なくゲストを再起動する際に、セキュアブート、及びvTPM(Virtual Trusted Platform Module)が有効なWindows(ゲストOS)における無効な「VMW.NULLPK」を安全に更新するためのセキュアなメカニズムを提供するためのオプション)
セキュリティ関連の修正(「CVE-2026-59346」「CVE-2026-59347」)
前版(VMware Fusion Pro 26H1)において確認されていた整数オーバーフローの脆弱性が修正されました。この脆弱性では、ローカル管理者権限を獲得した悪質な攻撃者によって、「VMXNET3」仮想ネットワークアダプターを使用する仮想マシンにおいて、ホスト上で任意のコードが実行される危険性が指摘されており、The Common Vulnerabilities and Exposures project(cve.mitre.org)からは「CVE-2026-59346」「CVE-2026-59347」、VMwareセキュリティアドバイザリーからは「VMSA-2026-0007(Critical)」の共通脆弱性識別子が各々割り当てられている他、共通脆弱性評価システム「CVSS v3.0(Common Vulnerability Scoring System Version 3.0 Calculator)」のスコア値は「9.3」と設定されています。
尚、PK(パッケージ)の更新をトリガーする「Capsule PK Update」ドライバーは、殆どのWindowsバージョンに適用可能なゲストOS拡張機能「VMware Tools 13.1.5」において導入されました。「VMware Tools 13.1.5」以降にアップグレードする前に、このPKアップデートドライバーをインストールできるようにするために、ゲストOSに対して2026年7月以降のWindows Cumulative Update(Windows累積更新プログラム)を適用する必要があります。
その他の修正(仮想マシンの電源を切った後に、ホストOSにおけるマウスカーソルが非表示になっていた)
仮想マシンとの接続解除中、或いは電源オフ操作中にゲストOSがマウスカーソルを非表示にした場合に、ホストOSにおけるマウスカーソルを復元する事ができず、カーソルが非表示のままとなっていた問題が修正されました
システム要件について
「VMware Fusion Pro 26H1u1(26.0.1)」におけるシステム要件は、64bitプロセッサーを搭載したApple製コンピューター、ホストOSは「macOS Sequoia(macOS 15)」以降(「macOS Golden Gate(macOS 27)」を含む)となっています。「VMware Fusion 13.6.4」にてサポートされていた「macOS Ventura(macOS 13)」「macOS Sonoma(macOS 14)」は対象外となりますので御注意下さい(ゲストOSとしてのmacOSのサポートも「macOS Sequoia(macOS 15)」「macOS Tahoe(macOS 26)」macOS Golden Gate(macOS 27)となります)。また、既知の問題点を含むその他の詳細が、リリースノート、VMware Cloud Foundation Communities等を通じて確認可能となっています。
「VMware Workstation Pro 26H1u1(26.0.1)」リリース、
その他にもVMwareからは、米国時間2026年9月3日付にて、Windows/Linuxベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Workstation Pro」のメンテナンスアップデートに相当する「VMware Workstation Pro 26H1u1 Build 25688693(26.0.1)」もリリースされています。
「VMware Workstation Pro」を対象としたアップデートリリースとして位置付けられている「VMware Workstation Pro 26H1u1 Build 25688693(26.0.1)」では、機能の追加、全般的な安定性改善、パフォーマンス改善、バグフィックス、セキュリティアップデート等が行われており、「VMware Fusion Pro 26H1u1」と同様のMicrosoftセキュアブート証明書の有効期限切れに対処するための新機能の実装等が行われています。