「Parallels Desktop 12.2.0」リリース、「Creators Update」に対応

「Windows 10 Creators Update」を適用する前に、Parallels Desktopを最新版にアップデート

Parallels International GmbHより米国時間2017年4月5日、macOS(OS X)ベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop for Mac」のアップデートリリースに相当する「Parallels Desktop 12 for Mac 12.2.0 Build 41591(Parallels Desktop 12 Update 2)」がリリースされ、現在Parallelsによる公式ダウンロードページ、及びビルトインのソフトウェアアップデータ(「Parallels Desktop」>「Check for Updates…(更新をチェック…)」)を通じて、日本語含む複数言語リソースを包含する マルチリンガル版のバイナリパッケージが入手可能となっています(dmg 約256MB)。

Ver. 12を対象としたアップデートリリースとして位置付けられている当版では、機能の追加、全般的な安定性改善、パフォーマンス改善、バグフィックス等が行われており、前版(「12.1.3 Build 41532」)からの主な変更点として、以下の項目等が示されています。

  • 「Creators Update」へのアップデート後に、「Windows 10(ゲストOS)」を起動する事ができないケースが確認されていた問題を修正
  • macOS(OS X、ホストOS)から「Windows 10 Creators Update(ゲストOS)」に対して、適切にファイルをドラッグアンドドロップする事ができなかった問題を修正
  • macOS(OS X、ホストOS)の代わりに「Windows 10 Creators Update(ゲストOS)」にてWebページを開く機能が 適切に実行されなかった問題を修正
  • USB ThumbDrive(USBサムドライブ)から「Windows 10(ゲストOS)」をインストールする事ができなかった問題を修正
  • 仮想マシンに対して4TBのUSBドライブが接続されている場合に、仮想マシンがフリーズしていた問題を修正
  • 「Ubuntu 16.04(Xenial Xerus、ゲストOS)」利用時に、Coherence(コヒーレンス)モードに切り替える事ができなかった問題を修正
  • BootCamp仮想マシンの構成を変更する度に、ゲストOS拡張機能「Parallels Tools」の再インストールが 毎回実行されていた問題を修正
  • Boot Camp仮想マシン(ゲストOS)のアプリケーションが、macOS(OS X、ホストOS)のDockに表示されていなかった問題を修正
  • Parallelsアカウントにサインインするために、Facebook API、Google+ APIを使用可能に
  • 韓国語のローカライズを改善

Parallels社からは、「Creators Update」のリリース(米国時間2018年4月11日)に合わせて、ナレッジベース、メール等を通じて緊急のサービス通知が発せられており、「Windows 10(ゲストOS)」に「Creators Update」を適用する前に、「Parallels Desktop」を最新版にアップデートするように呼び掛けられています(「Parallels Desktop 12」は「12.2.0 Build 41591」以降で、「Parallels Desktop 11」は「11.2.3 Build 32663」以降で各々対応。「Parallels Desktop 10」以前では、「Creators Update」はサポートされません。尚、「Windows 10 Creators Update」の ISOイメージからの新規インストールは、前版(「12.1.3 Build 41532」)においても実行する事ができます)。