Parallels Server for Mac(パラレルスサーバーフォーマック)

米Parallels International GmbH(旧SWsoft)が2008年から2013年にかけて開発、提供等を行なっていたMac OS Xベースのサーバー仮想化ソフトウェア。カーネルモード(特権モード、スーパーバイザーモード、マスターモード)における各種の命令をハードウェアレベルにてハンドリング可能な CPU仮想化支援「Intel VT-x(Intel Virtualization Technology)」をサポートし、Mac OS X Serverを対象プラットフォーム(ホストOS、プライマリーOS)としていたが、クライアント版のMac OS Xにおいても機能制限なく実行可能となっていた。

Mac OS X ServerをゲストOSとしても実行可能とした最初のType 2 ハイパーバイザー

カーネル上にてダイレクトに実行するType 1 ハイパーバイザーではなく、ホストOSを必要とするType 2 ハイパーバイザーとして提供され、ハイパーバイザー(Parallels Server for Mac)とコンソール(Parallels Management Console)は切り離されて提供されていた。本ソフトウェアの他にも、Bare MetalアーキテクチャーをベースとしたType 1 ハイパーバイザー「Parallels Server for Mac Bare Metal Edition」、及びMac miniを主対象としたType 2 ハイパーバイザー「Parallels Server for Mac Mac mini Edition」もラインアップされていた。

GUIクライアント(コンソール、管理ツール)は、マルチプラットフォームに対応したマネージメントユーティリティ「Parallels Management Console」の他、Webベースのマネージメントアプリケーション「Parallels Virtual Automation」も利用可能となっていた(「Mac mini Edition」のGUIクライアントは「Parallels Management Console」のみの対応)。

クライアント版のデスクトップ仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop for Mac」と同様に、カーネルモード(特権モード、スーパーバイザーモード、マスターモード)における各種命令をハードウェアレベルにてハンドリング可能なCPU仮想化支援「Intel VT-x(Intel Virtualization Technology)」をサポートした他、仮想マシンにおいて最大12コア(12way)の「Virtual SMP(Virtual Symmetric Multiprocessing、仮想対称型マルチプロセッシング)」に対応していた。

また、Mac OS X(Mac OS X Server)ホストとしては初となるサーバー仮想化ソフトウェアとして「Mac OS X Server」をゲストOSとして実行可能としていた他、豊富な仮想アプライアンス(Parallels Virtual Appliances Directory)や各種Parallelsラインナップとの互換性等、仮想化ソリューションにおける有力ベンダーならではの種々のメリットも特徴の一つとして挙げられる。尚、サーバー仮想化ソフトウェアとの性質上、Coherence(コヒーレンス)モード、共有フォルダー、共有プロファイル(ユーザープロファイルの共有を実現する「Shared Profile」)、クリップボード共有、コピーアンドペースト、ドラッグアンドドロップ、及び「SmartX」テクノロジーと称される各種機能はサポートされていなかった)。