「Parallels Desktop 26.4.0」リリース、OpenGLベースのレンダリングを改善

AlludoグループのParallels International GmbHより米国時間2026年6月22日、macOSベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「Parallels Desktop for Mac」のアップデートリリースに相当する「Parallels Desktop 26 for Mac 26.4.0 Build 57513(Parallels Desktop 26 Update 4 Hotfix 0)」がリリースされ、Parallelsによる公式ダウンロードページ、及びビルトインのソフトウェアアップデーター(「Parallels Desktop」>「Check for Updates…(更新をチェック…)」)を通じて、日本語含む12言語リソースを包含するマルチリンガル版のバイナリーパッケージが入手可能となっています。

「macOS Ventura(ゲストOS)」実行時におけるインターネット接続も修正

「Parallels Desktop 26 for Mac」を対象としたアップデートリリースとして位置付けられている「Parallels Desktop 26.4.0」では、機能の追加、全般的な安定性改善、パフォーマンス改善、バグフィックス、セキュリティアップデート等が行われており、「Parallels Desktop 26.3.3」からの主な変更点として以下の項目等が示されています。

Windows(ゲストOS)関連の改善

  • 「Windows 11(ゲストOS)」がクラッシュしたり、起動後、或いはシャットダウン後にフリーズしたり、ランダムにシャットダウンしたりする原因となっていた種々の問題を修正
  • 「RSTAB9」ビューアーアプリケーションでファイルを表示した際に、画面がブラックスクリーンになり得た問題を修正
  • OpenGLベースの様々なアプリケーション(「Blue Sky Plan」「coDiagnostix」等)において、レンダリング領域が完全に黒く表示されていた問題を修正
  • Windows(ゲストOS)において「Microsoft Outlook(Classic)」の添付ファイルを開く事ができなかった問題を修正

Linux(ゲストOS)関連の改善

  • デスクトップ環境に「Xfce」を採用している「Kali Linux(ゲストOS)」において、スクリーンの一部が非アクティブになるケースが確認されていた問題を修正

macOS(ゲストOS)関連の改善

  • ネットワークインターフェイスがWi-Fiにブリッジされている場合に、「macOS Ventura(macOS 13、ゲストOS)」がインターネットに接続する事ができなくなっていた問題を修正

「Parallels Desktop for Mac Enterprise Edition」に向けた改善

  • 管理者が「Microsoft Azure Storage BLOB」を使用してゴールデンイメージを配布する事が可能となり、有効期限の短いトークンに基づいて、セキュリティとシームレスなアクセスを確保する事が可能となった
  • 管理者が、コマンドラインユーティリティ「prlctl」における「prlsrvctl info –license」CLI(Command Line Interface、コマンドラインインターフェイス)を使用して「Parallels Desktop for Mac」のアクティベーション方法(SSO(Single Sign On、シングルサインオン)、或いはライセンスキー)を照会する事が可能となり、コンプライアンスレポートを作成するためのMDM(Mobile Device Management)ツールとの統合が可能となった
  • 宣言型のデプロイメント手順に、サインイン前にプロビジョニングパッケージを適用するためのオプションを追加。これによって、Windows(ゲストOS)をIntuneに登録して事前に構成する事が可能となり、ユーザーは職場、或いは学校のアカウントにてサインインするだけで済むようになった
  • 宣言型デプロイメントの手順に、同一の設定に対する更新されたデプロイメント オプションの説明が含まれるようになった

システム要件について

「Parallels Desktop 26 for Mac」におけるシステム要件は、64bitプロセッサーを搭載したApple製コンピューター(Intel、Apple silicon)、ホストOSは「macOS Ventura(macOS 13)」「macOS Sonoma(macOS 14)」「macOS Sequoia(macOS 15)」「macOS Tahoe(macOS 26)」となっています(ゲストOSとしてのMac OS X(macOS)のサポートは「OS X Mavericks(OS X 10.9)」〜「macOS Tahoe(macOS 26)」となります)。また、既知の問題点を含むその他の詳細が、リリースノート、PTN(Parallels Technology Network)等を通じて確認可能となっています。

「macOS Golden Gate(macOS 27)」との互換性ステータスについて

Parallelsからは、Appleによる次世代デスクトップオペレーティングシステム「macOS Golden Gate(macOS 27)」との互換性情報を告知するナレッジーベース(KB131146(原文))も公開されています。

Parallelsのエンジニアリングチームは現在、安定した信頼性の高いユーザーエクスペリエンスを確保するために「macOS Golden Gate(macOS 27)」のプレビュー版を使用して「Parallels Desktop for Mac」のテストを続けており、両ソフトウェア間における互換性の問題、パフォーマンス上の懸念、及び潜在的な競合を特定することに重点を置いていると伝えられています(上記でリンクした互換性情報のナレッジベースは、必要に応じて随時に更新されるとの事です)。