「macOS Golden Gate」と「Parallels Desktop 26 for Mac」

約15年に及ぶTim Cook(ティム・クック)体制の集大成として開幕したAppleによる世界開発者会議「WWDC 2026(Worldwide Developers Conference 2026)」において「iOS 27」「iPadOS 27」等と共に発表され、Apple Intelligenceによって刷新された「Siri AI」の実装、「Safari Extensions」の自動生成機能の実装等が予定されている、Appleによる次世代デスクトップオペレーティングシステム「macOS Golden Gate(macOS 27)」ですが、米国時間2026年6月16日付にて公開されたParallelsによるサポートドキュメント(公式ナレッジベース)を通じて、同OSのBeta版(プライベートベータ)と「Parallels Desktop 26 for Mac(ホストOS、ゲストOS)」との互換性の現状に関して言及がなされていますので、その内容等を簡単に纏めてみたいと思います。

「macOS Golden Gate Developer Beta」ホストにおいて、「Parallels Desktop 26 for Mac」の基本機能が正常

「Parallels Desktop 26 for Mac」は、米国時間2026年6月22日付にてリリースされた「Parallels Desktop 26.4.0(現行GA版)」の段階において「macOS Golden Gate Beta」をプライマリーOS(ホストOS)、ゲストOSとして正式にサポートしていませんが、Parallelsのエンジニアリングチームは、安定した信頼性の高いユーザーエクスペリエンスを確保するために、「macOS Golden Gate Developer Beta」ホストにおいて「Parallels Desktop 26 for Mac」のテストを継続しています(「macOS Golden Gate(macOS 27)」ではIntelアーキテクチャーのサポートが終了しており、Apple siliconホストが必須となります)。

中間テストの結果、「Parallels Desktop 26 for Mac」の基本機能が正常に動作する事が確認されており、加えて以下のオペレーションも実行可能であると伝えられています。

  • 「macOS 27 Golden Gate Developer Preview」をプライマリーOS(ホストOS)としたプラットフォームにおいて、様々な種類のParallels仮想マシンを実行する
  • 既存の「macOS Tahoe(macOS 26、ゲストOS)」を「macOS Golden Gate Developer Beta」にアップグレードする(プライマリーOS(ホストOS)が「macOS Tahoe(macOS 26)」の場合)
  • IPSW(Phone/iPad Software)イメージファイルを使用して、「macOS Golden Gate Developer Beta」をゲストOSとして新規にインストールする

現時点で確認されている問題点

一方では、「macOS Golden Gate(macOS 27)」がDeveloper Preview(Beta)のステージにあるが故に、幾つかの問題点も確認されていると伝えられており、互換性の現状が以下の通りに纏められています。

「macOS Golden Gate(macOS 27、Seed)」をプライマリーOS(ホストOS)として使用する場合

現時点では掲載可能なサンプルの母数が足りていません。限られたデータ内でも、仮説構築や重要なヒントを発見するための視点として活用する事は可能ではありますが、偶然の偏りが大きく影響し、全体を正しく反映する信頼性が低下するため、公式に掲載するには至っておりません。

「macOS Golden Gate(macOS 27、Seed)」をゲストOSとして使用する場合

「macOS Tahoe(macOS 26.5.1)」以前のホストOSにおいて「Xcode 27」を使用して「macOS Golden Gate(macOS 27)」或いはその他の版のmacOSを実行するための仮想マシンを作成する際に、進捗状況が約70〜80%の状態で停止してしまう

現時点において、当該の事象は「Xcode 27」の既知の問題点として報告されており、推奨される回避策はmacOSを再インストールして作成機能を回復させる事です。詳細については、「Xcode 27 Beta」リリースノートにおける「General」セクションを参照してください。

「macOS Golden Gate(macOS 27)」のGAリリースに併せて、フルサポート(完全対応)を目指す

冒頭にリンクを示したナレッジベースドキュメントは、状況に応じて更新される可能性があるとの事です。また、シニアプロダクトマネージャーのKurt Schmucker氏が率いるParallelsエンジニアリングチームは、安定した信頼性の高いユーザーエクスペリエンスを実現するために「Parallels Desktop for Mac」と「macOS Golden Gate(macOS 27)」のテストを継続しており、特に両者の間で生じた互換性問題、パフォーマンス上の懸念、或いは潜在的な競合を特定する事に注力しているとの事です。

Parallelsが定めた目標は、「Parallels Desktop for Mac」と「macOS Golden Gate(macOS 27)」の完全な互換性を確保する事と定められており、問題があれば速やかに対処しつつ、必要なアップデートを迅速に提供して、「macOS Golden Gate(macOS 27)」のGAリリース後、すぐに対応版(Parallels Desktop 27 for Mac)を提供する事ができるよう、開発に取り組んでいると伝えられています。

確実なアップデート(Parallels Desktop 27 for Mac)の提供に向けて、情報提供の協力を

上記のナレッジベース上部に「Get updates(更新を入手)」をクリックして当該の記事を購読すると、記事の更新に関する通知をタイムリーに受け取る事が可能となっています。また、Appleによる最新OSの発表が「Parallels Desktop for Mac」のユーザーに齎す意味を確認した上で、御意見や御感想をParallelsフォーラムにお寄せ下さい。