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Cinnamon Editionでは、Unityライクな垂直パネルが選択可能
愛Linux Mint teamより現地時間2016年12月16日、Linuxディストリビューション「Linux Mint 18」のセカンドリリースに相当する「Linux Mint 18.1(Serena、GA版)」がリリースされ、現在同チームによる公式ダウンロードページを通じて、x86-64、Intel x86(i386)を対象としたisoイメージが入手可能となっています(x86-64(Cinnamon) 約1.7GB。アーキテクチャ、デスクトップ環境別に4種のエディションが提供されており、Live CDを そのままインストールCDとして利用する事が可能となっています)。
コードネーム「Serena」として、「Ubuntu 16.04 LTS(Xenial Xerus)」をベースとする当版では、Linuxカーネルとして「Linux Kernel 4.4」、X.Org Serverとして「X.Org Server 1.18.4」が実装されている他、デフォルトのデスクトップ環境として「Cinnamon 3.2」「MATE 1.16.1」、ファイルマネージャーとして「Nemo 3.2.2」、WebブラウザーとしてMozilla Foundationによる「Firefox 50.0.2」、メールクライアントとして「Thunderbird 45.5.1」、オフィススイートとしてThe Document Foundationによる「LibreOffice 5.1.4」、ラスターグラフィックスソフトウェアとして「GIMP 2.8.16」が、各々実装されています(LTS(Long Term Support)としてリリースされている当版では、2021年までのサポート期間が設けられています)。
Cinnamon Edition
「Cinnamon 3.2」が実装された当エディションでは、Unityライクな垂直パネルが選択可能となっている他、メインパネルのコンポーネントから吹き出しが削除され、完全にスクエアなデザインとなっています。
MATE Edition
「MATE 1.16.1」が実装された当エディションでは、MintMenu(アプリケーションメニュー)におけるサーチエンジンが「DuckDuckGo」から「Google CSE(Google Custom Search Engine)」に置き換わっています。
↑「Linux Mint 18.1(Serena、ゲストOS)」on「VMware Fusion 8.5.3 Build 4696910」on「macOS Sierra 10.12.2(ホストOS)」
今後のロードマップ、Debian Edition
2018年までは、「Ubuntu 16.04 LTS(Xenial Xerus)」をベースとしたVer. 18をアップデートし、2019年よりリリース予定のVer. 19より、ベースシステムを「Ubuntu 18.04 LTS」に切り替えます。
尚、Linux Mint teamからは Debianをベースとした「LMDE(Linux Mint Debian Edition)」も提供されており、こちらは英国時間2015年4月10日付にてリリースされた「LMDE 2 Betsy(Linux Mint Debian Edition 2 Betsy)」が、現時点における最新版となっています。