「VirtualBox 5.1.24」リリース

投稿者: | 2017-08-05

SSE2命令エミュレーションの改善等

Oracle Corporationより米国時間2017年7月18日、マルチプラットフォームに対応したオープンソースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox」のアップデートリリースに相当する「Oracle VM VirtualBox 5.1.24 Build 117012(VirtualBox 5.1 Maintenance Release 24)」がリリースされ、現在コミュニティサイト、及びOracleによる公式ダウンロードページを通じて、OS X、Windows、Linux、Solarisを対象としたバイナリパッケージ、ソースコード、SDK(Software Development Kit)、及びPUEL(VirtualBox Personal Use and Evaluation License)に準拠したエクステンションパック(Oracle VM VirtualBox Extension Pack)が入手可能となっています(Mac OS X版 dmg 約90.2MB。バイナリとソースコードには、ライセンスとしてGPLv2(GNU General Public License Version 2)が適用されています)。

Ver. 5.1を対象としたメンテナンスアップデートとして位置付けられている当版では、バグフィックス、パフォーマンス改善等が行われており、前版(5.1.22 Build 115126)からの主な変更点として、以下の項目等が示されています。

  • 一部特定のゲストOS(「Windows XP」等)を動作させるために、AMD RyzenプロセッサにおけるVME CPUID機能をマスク
  • SSE2(Streaming SIMD Extensions 2)命令のエミュレーションを改善
  • リアルモード割り込みをディスパッチする場合に、TFフラグ、ACフラグが適切にクリアされるべくした改善を適用
  • GUI関連の改善。KDE Plasma(ホストOS)の最新版でフルスクリーンモードモードを利用した場合に、ミニツールバーが適切に動作しなかった問題を修正
  • 複数のスクリーンで設定された仮想マシンが、フルスクリーンモード、シームレスモードで動作し、且つホストスクリーンが除去された場合(例えばRDP(Remote Desktop Protocol)経由でホストに接続されている場合等)に、クラッシュするケースが確認されていた問題を修正
  • コンソールウインドウのサイズと位置が、次回起動時にリストアされないケースが確認されていた問題を修正(ホストOSが「Debian 8」の場合等)
  • 一部特定状況下のマルチモニタ構成において、リブート時に 画面の更新の停止、或いはブラックスクリーンの表示がなされなくなるべくした修正を適用
  • 「Windows 10(ゲストOS)」を対象として、多数のオーディオ、サウンド関連の改善を適用
  • ストレージ関連の改善。IntelによるSPDK(Storage Performance Development Kit)を使用した場合に、クラッシュするケースが確認されていた問題を修正
  • API関連の改善。例えば仮想マシングループの作成時、グループの解除時等に 仮想マシングループの名称が変更された場合にも、スナップショットノードの適切なファイル名が使用されるべくした措置を適用

Ver. 5.0に関しては、米国時間2017年4月28日付にてリリースされた「Oracle VM VirtualBox 5.0.40 Build 114633(VirtualBox 5.0 Maintenance Release 40)」を最後に、サポートが終了していますので御注意下さい。



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