「Virex for .Mac」はTigerに非対応、そのまま開発終了へ

投稿者: | 2005-05-15

定義ファイルのアップデートは2006年4月で終了

Appleによるオンラインサービス「.Mac(ドットマック)」におけるサービスアプリケーションの一つして提供されてきた、米McAfeeによるアンチウィルスソフトウェア「Virex(for Mac OS X)」ですが、現時点において公式なアナウンスはないものの、同アプリケーションは今後の開発の継続を行わず、そのままサービス提供が終了となるもようです。

現時点で分かっている事は、McAfee社は、Virexの「Mac OS X 10.4 Tiger」対応版の開発を行わず(Mac OS Xプラットフォームからの撤退?)、現行版における定義ファイルのアップデートは2006年4月まで。また、.Macアカウントのアドレスに宛てて送信されたメールは、全てサーバー側で自動的にウィルスチェックが行われる予定(Mac OSに影響の無いウィルスも含めてチェックする)との事です。

全く寝耳に水の話でしたので、代替えとなるソフトウェアの提供は無いのか、或いは(開発サイドの問題なので仕方ない面もありますが).Macのアピールポイントとして扱われてきたソフトウェアなだけに、メンバーに対しては、公式な形でのアナウンスがなされるべきではないか、等と言った疑問点が沸いてきます。

確かにMac OS Xを使っていると、(Windows程には)セキュリティ関連のリスクが高いとは言えない面もありますが、それはあくまでも「現状ではデスクトップOSとしてのシェアが高くないため、標的として狙われにくい(ウィルス作者が手間隙かけてウィルスを作成しても、見合うだけのリターンが得られない)」といった事が大きな要因を占めているのも事実です。Swichキャンペーンや、コンシューマ向けのラインアップの拡充等でシェアの拡大に尽力するのであれば、各種のセキュリティリスクに対しては、早期からの徹底した対策が必要となってくるでしょう

私自身は、どんなに優れたソフトウェアでも、開発が終了した(或いは終了が決定した)アプリケーションに対しては、早期に見切りを付けてしまう事が多いのですが、この分野に関しては、他に選択肢が少ないのも事実。オペレーティングシステムのリビジョンアップにシビアであったり、システムにカーネル拡張(カーネルエクステンション、.kext)を組み込んでしまうソフトウェアは回避したいですし、(可能であれば)Appleが資金や技術の援助等を行いながら、Virex for Macの開発が継続されるような体制が構築されれば、非常に喜ばしいと思うのですが……。今後の動向にも要注目です。

Virexのアンインストール方法(2005年7月26日に追記)

Virex for Macのアンインストール方法が、Appleのナレッジベースを通じて公開されてます。

Virexがインストールされた「Mac OS X 10.3 Panther」から、アップグレードにて「Mac OS X 10.4 Tiger」をインストールされた方は御参照下さい。