「Rosetta(ロゼッタ)」と「PowerPC G5」、PPCアプリケーションのパフォーマンスは?

投稿者: | 2005-07-17

Mac OS X IntelでPowerPCアプリケーションを実行するとしたら

Mac OS X for IntelにおいてPowerPCアプリケーションを実行する場合には、「Rosetta(ロゼッタ)」と称されるPowerPCバイナリトランスレータ(実行環境)を介在させる事がAppleより発表されていますが、同社によるガイドライン(Universal Binary Programming Guidelines)を通じて、Rosettaでは、Altivec(Velocity Engine)に依存するコード、及びClassic環境等がサポートされない、といった方針等も明らかになっています。

私自身は、今後もClassic環境のサポートに開発リソースを費やすのは、効率的とは言い難いと認識していますが、「QuarkXpress 3.3」「Adobe Illustrator 8」「Adobe Photoshop 4」等をサポートせざるを得ないDTP業界等は、「PowerMac G4 Mirrored Drive Doors」も含めて 大きな転換期と捉えているのではないでしょうか。

しかしながら、実際にIntelプロセッサを搭載したMacがリリースされたとしても、アプリケーションがIntelネイティブコードを含むバイナリ(Universal Binary含む)に置き換わらないと、「ハードウェアへの投資が、生産性の低下を招いてしまった」等といった逆転現象を引き起こす事も考えられますので、実際に業務等での使用を想定した場合には、充分な検討等が必要となってきます。

尚、現時点おいて非公式な情報ではありますが、「Pentium4 3.4GHz」クラスのホストコンピュータで「Photoshop CS」をRosettaを介して動作させた場合には、「PowerPC G4」の1.25GHz(Mirrared Drive Doorクラス)の処理能力に相当する、といった情報を耳にした事もありますので、買い控え等はせず、価格が下がって来た頃に「Power Mac G5」に投資した方が良いのかもしれません。

Altivecに依存するコードがサポートされないRosettaは、「PowerPC G3」をエミュレートしている、と想定する事もできますので、日本語版がリリースされて間もない「Adobe CS2(Adobe Creative Suite 2)」を導入された方等は、慎重に判断された方が良いかと思われます。

Altivecに依存するコードについて(2006年1月21日に追記)

最終的にMac OS X for Intel(GA版)のRosettaは、Altivecに依存するコードをサポートする形でリリースされました。