「ReactOS 0.4.4」を「VirtualBox 5.1」にインストール

投稿者: | 2017-02-26

「Guest Additions(for Windows)」もインストール可能

米ReactOS Foundationによるオープンソースオペレーティングシステム「ReactOS」は、約10年間に及ぶVer. 0.3としての開発を終え、米国時間2016年2月16日付にてアップデートリリースに相当するVer. 0.4をリリースしました。今回は、同オペレーティングシステムのアップデートリリースとして、米国時間2016年2月16日付にてリリースされた「ReactOS 0.4.4」を、オープンソース仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox 5.1」にゲストOSとしてインストールしてみましたので、そのプロセス等を簡単に纏めてみたいと思います。

現在、Betaステージにて開発が行われているReactOSは、実機に直接インストールするよりも、主として仮想環境での利用が想定されるかと思いますが、開発サイドからは VirtualBox、VMware、QEMUでの運用が推奨されています(勿論、Parallels Desktop for Macでも動作します)。当エントリでは「ReactOS 0.4.4(ゲストOS)」on「Oracle VM VirtualBox 5.1.14 Build 112924」on「macOS Sierra 10.12.3(ホストOS)」の環境にて試用してみました。

「VirtualBox 5.1」では、米国時間2017年1月17日付にてリリースされた「5.1.14 Build 112924(現行GA版)」の段階において「ReactOS 0.4.4」がゲストOSとして正式にサポートされていませんが、新規仮想マシンの作成時には、ゲストOSのタイプとして「Windows XP」を選択し、インストーラに従ってインストールプロセスを進めて行きます(過程で、言語設定やインストールオプション、キーボードレイアウトの選択、仮想ディスクのパーティショニング、フォーマット等も実行します)。

また、(未サポートながらも)同梱されているオープンソースのゲストOS拡張機能「Guest Additions」をデバイスドライバとして組み込む事も可能となっており、同ツールのインストール後には、マウス統合、タイムシンクロナイズ、フルスクリーンモードを含むダイナミックレゾリューション等の諸機能が利用可能となります(「Guest Additions(for Windows)」のインストレーションは、ウィザードを通じたGUIに対応しており、オートランは動作しません。今回は、マウントされたイメージファイルに包含されている複数のパッケージの中から「VBoxWindowsAdditions-x86.exe」を手動で実行して、インストールプロセスを開始しています)。

「Guest Additions」をインストール
↑GUIウィザードを通じて、「ReactOS 0.4.4」に「Guest Additions」をインストール(クリックで拡大表示します)

※現時点では動作しない(或いは動作しても適切に機能しない)機能も確認されていますので、試用される場合には御注意下さい。尚、「Seamless(シームレス)」モードは、(私の環境では)画面遷移までは行きましたが、その後すぐに「BSOD(Blue Screen of Death、ブルースクリーン)」が発生しました)。

「ReactOS 0.4.4」on「VirtualBox 5.1.14」
↑「ReactOS 0.4.4(ゲストOS)」on「Oracle VM VirtualBox 5.1.14 Build 112924」on「macOS Sierra 10.12.3(ホストOS)」(クリックで拡大表示します)

「ReactOS」は、アプリケーション、デバイスドライバ等における、バイナリレベルでのWindows NT(系列)互換環境を目標としているオープンソースのオペレーティングシステムです(クリーンルーム方式によるリバースエンジニアリングで、スクラッチから開発が行われています)。リソース使用量は非常に少なく、インストール直後の仮想マシンの容量は約340MB(「Guest Additions」のインストール後も約376MB)。また、OSの起動に要する最小メモリ容量は96MBと、非常に軽量な点も特徴の一つとして挙げられます。



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