Apple、高解像度化した「PowerBook G4」等を発表

投稿者: | 2005-10-20

17インチで1,680×1,050ピクセルを実現

Apple Computerより米国時間2005年10月19日、ニューヨークシティにて開催されたプレスイベントを通じて、液晶ディスプレイを高解像度化した「PowerBook G4」、デュアルコアのPwoerPC G5 2.5GHzを2基搭載し(クアッドコア)、クアッドプロセッシングに対応した「Power Mac G5 Quad」、アップデートされた「Apple Cinema HD Display」及び主としてフォトグラファを対象としたポストプロダクションツール「Aperture」の発表等が行われていますので、当エントリでは、その概要等を簡単に纏めてみたいと思います(当エントリ投稿時点において、詳細が不明な点も多いのですが、まずは速報という形で概要をお届けします。情報が更新され次第、随時追記、編集等を行っていきたいと思います)。

各々がとても魅力的な製品ですが、個人的には「PowerBook G4」の高解像度化に惹かれていますので、こちらをメインに採り上げてみたいと思います。

他社製のWindows PCでは、14インチで SXGA+(1,400×1,050)、11インチでも WXGA(1,280×800)の解像度を有する機種が廉価で販売されている現状を見ると、Appleのノート型の液晶モニタは、輝度を含めて追いついていないという印象は否めませんでした。

特にMac OS Xは、メニューバーの高さやメニューのフォントサイズ、各ウインドウが有する情報量等からも、XGA(1,024×768)クラスでは 効率的な作業環境は得られません。トラックパッドスクロールや緊急モーションセンサも魅力的な機能ではありますが、優先順位としては液晶の解像度アップの方が先ではないか、と思っていたので、Intelプラットフォームへの移行前に実現されたのは嬉しい限りです。

尚、アップデート後の解像度は、17インチが1,680×1,050(Apple Cinema Display 20インチと同じ)、15インチが1,440×960となっており、12インチは従来通りのXGA(1,024×768)で変更ありません。その他の主な特徴は、以下の通りとなっています(12インチは、従来の上位モデルが、製品構成には変更を加えずに、価格の改定のみで継続提供される事となります)。

  • 17インチ、15インチ両モデルにて、GPUとして「ATI Mobility Radeon 9700(128MB VRAM)」を搭載。 Dual Link DVI(デュアルリンクDVI)接続をサポートし、Apple Cinema HD Display 30インチとも接続可能(12インチは「NVIDIA GeForce FX Go5200(64MB VRAM)」を搭載)
  • 17インチにて、液晶モニタの輝度を最大46%アップ
  • 17インチ、15インチ両モデルの液晶モニタにて、水平130度、垂直100度の視野角を実現
  • 17インチ、15インチ両モデルにて、バックライトキーボード搭載(12インチは非搭載)
  • 17インチ、15インチ両モデルにて、メインメモリ(RAM)は「DDR2(PC2-4200) 333MHz」を採用し、容量は512MB(最大2GBまで増設可能)
  • AirMac Extreme、Bluetooth 2.0+EDR(Enhanced Data Rate)、Gigabit Ethernet
  • 17インチ、15インチ両モデルにて、バッテリー駆動時間が最長5.5時間に延長(12インチは5時間)
  • 17インチ、15インチ両モデルにて、DVD+R DL、DVD±RW、CD-RW対応の8倍速SuperDrive(スーパードライブ)を搭載(12インチは「DVD+R DL」非対応)
  • 「Mac OS X 10.4 Tiger」「iLife ’05」等をバンドル

CPUクロック(17インチ、15インチ両モデルが1.67GHz、12インチが1.5GHz)やシステムバス(3モデル共通で167MHz)、ハードディスクドライブ(17インチが120GB、15インチ、12インチ両モデルが80GB(何れも5,400rpm))、インターフェイス関連で大幅な変更は無く、従来まで2種類づつ提供されていた15インチ、12インチ両モデルのラインアップは各々1種類づつに統合されています。尚、米国時間2005年10月12日付にて発表された「iMac G5」にて実装された内蔵型のiSightカメラは、採用が見送られています。

尚、バッテリに関しては、搭載されている容量やセル数等に前モデルとの相違はないものの、ハードウェア、ソフトウェア双方の省電力化によって、駆動時間の延長を達成しているとの事です(具体的には、DDR2メモリを採用した事による駆動電圧の低下、構成部品や搭載しているチップ類のアップデートによる省電力化、及び「Mac OS X 10.4 Tiger」が齎す効率的なパワーマネジメント等によるソフトウェア的な改善等)。