「Linux Mint 18.2」を「VirtualBox 5.1」にインストール

投稿者: | 2017-07-29

Cinnamon版で「Guest Additions」の導入まで

愛Linux Mint teamによるLinuxディストリビューション「Linux Mint 18.2(開発コードネーム「Sonya」)」が、現地時間2017年7月2日付にてGAリリースを迎えました。Linux Mintは、アーキテクチャ、デスクトップ環境別に8種のエディションが提供されていますが、今回は、同オペレーティングシステムのCinnamonエディションを オープンソース仮想化ソフトウェア「Oracle VM VirtualBox 5.1(for macOS(Mac OS X))」にゲストOSとしてインストールしてみましたので、そのプロセス等を簡単に纏めてみたいと思います。

VirtualBoxには、Parallels Desktop for Mac、VMware Fusionの「New Virtual Machine Assistant(新規仮想マシンアシスタント)」にて利用可能な自動インストール機能は備わっていないため、インストーラを通じたマニュアルインストールを実践しています。

ここでは、ゲストOSのタイプとして「Ubuntu」を、準仮想化インターフェイスとして「KVM」を選択して仮想マシンを作成した後、ダウンロードしたISOファイルから「Linux Mint 18.2」をライブ起動。その後、Live CD(インストールCD)に含まれているインストーラのウィザードに従い、インストールオプションやタイムゾーン、キーボードレイアウト、及びアカウント等を順次に設定して行く事となります。

「VirtualBox 5.1」では、米国時間2017年7月27日付にてリリースされた「5.1.26 Build 117224(現行GA版)」の段階において「Linux Mint 18.2」がゲストOSとして正式にサポートされていませんが、Linux Mintには オープンソースのゲストOS拡張機能「Guest Additions」に相当するパッケージ「virtualbox-guest-dkms」が カーネルモジュールとして組み込まれた状態で配布ているため、インストール直後の初期状態からマウス統合、タイムシンクロナイズ、ダイナミックレゾリューション等の諸機能が利用可能となっています。

「Ubuntu 16.04 LTS(Xenial Xerus)」をベースとする「Linux Mint 18.x」では、デフォルトの公式リポジトリから「virtualbox-guest-dkms 5.0.x」が配布されていますが、必要に応じて更新する場合には、パッケージ管理システム「APT(Advanced Packaging Tool)」を通じてアップデートする事が可能となっています。この際には、APTのGUIフロントエンド「Synaptic Package Manager」を使用するか、或いは「Terminal(端末)」を通じて以下のコマンドを実行します(要管理者権限)。

sudo apt-get install virtualbox-guest-dkms

また、同梱されている「Guest Additions」をインストールする場合には、「Devices(デバイス)」>「Insert Guest Additions CD Image…(Guest Additionsのインストール)」を選択します。すると、オートランが実行され「Terminal」が起動しますので、同時に表示された認証ダイアログボックスに管理者権限のパスワードを入力すると、コマンドを入力する事なく、自動でインストールプロセスが進行します。この辺りのハンドリングは、Linuxゲストに向けた「VMware Tools」「Parallels Tools」のインストールと比較してもシンプルと言えるでしょう(尤も、VMwareの場合は「VMware Tools」ではなく、各OSベンダ、OSコミュニティから提供されているオープンソース実装「open-vm-tools」を利用した運用が推奨されています)。

「Guest Additions」のインストール
↑「Terminal」の起動後、認証ダイアログボックスに管理者権限のパスワードを入力すると、コマンドを入力する事なく、自動でインストールプロセスが進行します(クリックで拡大表示します)

「Linux Mint 18.2」では、デフォルトのデスクトップセッションとして「GNOME 2」からフォークした「MATE」、GNOMEシェルからフォークしたデスクトップ環境「Cinnamon」、及びKDE、Xfceを含めた4種のエディションが提供されています(「MATE」の発音は「メイト」ではなく「マテ」です。「マテ茶」の「マテ」です)。Sonyaで採用されている「Cinnamon 3.4」では、ファイルマネージャ「Nemo」のマルチプロセス化(ファイルマネージャのプロセスと、デスクトップアイコンやバックグラウンドを表示、管理するプロセスに分割)、及びデスクトップグリット(Aligh to grid)や、ファイル名、サイズ、種類、更新日等に基づくアイコンの自動並び替え(Auto-arrabge)機能の採用等が行われています。

「Cinnamon」では、3Dグラフィックスに向けたアクセラレーション(OpenGL等)が要求される事となりますので、セッティングエディタから当該項目(「Display(ディスプレイ)」>「Screen(スクリーン)」>「Enable 3D Acceleration(3Dアクセラレーションを有効化)」)を有効化する必要があります(デフォルトで有効化されているので、そのまま使用。尚、「MATE」は、2D環境においても利用可能となっています)。

「Linux Mint 18.2」の「Mint-Y」
↑「Linux Mint 18.2(Sonya、ゲストOS)」on「Oracle VM VirtualBox 5.1.26 Build 117224」on「macOS Sierra 10.12.6(ホストOS)」。適用されているテーマは、フラットでスクエアな次世代のテーマ「Mint-Y-Dark」(クリックで拡大表示します)



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