「Linux Mint 18.1」を「VMware Fusion 8.5」にインストール

投稿者: | 2016-12-25

「VMware Tools(for Linux)」は「open-vm-tools」を推奨

愛Linux Mint teamによるLinuxディストリビューション「Linux Mint 18.1(開発コードネーム「Serena」)」が、現地時間2016年12月16日付にてGAリリースを迎えました。Linux Mintは、アーキテクチャ、デスクトップ環境別に4種のエディションが提供されていますが、今回は、同オペレーティングシステムのCinnamonエディションを macOS(Mac OS X)ベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Fusion 8.5」にゲストOSとしてインストールしてみましたので、そのプロセス等を簡単に纏めてみたいと思います。

「VMware Fusion」では、米国時間2008年9月15日付にてリリースされたVer. 2.0より、Linux(ゲストOS)を対象とした自動インストール機能「Linux Easy Install(Linux簡易インストール)」オプション(「New Virtual Machine Assistant(新規仮想マシンアシスタント)」)が実装されていますが、現時点において「Linux Mint 18.1」は、同機能に非対応となっています。当エントリでは、インストーラを通じたマニュアルインストールを実践しています(ゲストOSのタイプとして「Ubuntu」を選択しています)。

「Linux Mint」では、Live CDを そのままインストールCDとして利用する事が可能となっており、インストールオプションやタイムゾーン指定、キーボードレイアウトの選択、及びアカウント設定等は、インストールプロセスにおいてファイルコピーと並行して行われる事となります。

「VMware Fusion 8.5」では、米国時間2016年11月29日付にてリリースされた「8.5.3 Build 4696910(現行GA版)」の段階において「Linux Mint 18.1」がゲストOSとして正式にサポートされていませんが、ゲストOS拡張機能「VMware Tools」のオープンソース実装「open-vm-tools」をカーネルモジュールとして組み込む事が可能です。

*「VMware Fusion.app」には、Linuxゲストに向けた「VMware Tools」も同梱されていますが、VMwareからは、各OSベンダ、OSコミュニティから提供されている「open-vm-tools」の利用が推奨されています(認定されたオペレーティングシステムでの使用を目的として、各OSベンダ、OSコミュニティから配布される「open-vm-tools」は、VMwareによって完全にサポートされるとの事です)。

「open-vm-tools」は、パッケージ管理システム「APT(Advanced Packaging Tool)」を通じてインストールする事が可能となっています。この際には、APTのGUIフロントエンド「Synaptic Package Manager」を使用するか、或いは「Terminal(端末)」を通じて以下のコマンドを実行します(要管理者権限)。

sudo apt-get install open-vm-tools

sudo apt-get install open-vm-tools-desktop

2行目の「open-vm-tools-desktop」は、デスクトップ仮想化ソフトウェアでのインタラクティブ機能を改善するための追加パッケージです。このパッケージをインストールする事によって、タイムシンクロナイズ、ダイナミックレゾリューション、ホストOS、ゲストOS間におけるテキストのコピーアンドペースト、及びファイルのドラッグアンドドロップ等の諸機能が利用可能となります。

「open-vm-tools」をインストール
↑コマンドライン(Terminal)を通じて、「Linux Mint 18.1」に「open-vm-tools」をインストール(クリックで拡大表示します)

「Linux Mint 18.1」では、デフォルトのデスクトップセッションとして「GNOME 2」からフォークした「MATE」、或いはGNOMEシェルからフォークしたデスクトップ環境「Cinnamon」を採用する2エディションが提供されています(「MATE」の発音は「メイト」ではなく「マテ」です。「マテ茶」の「マテ」です)。Serenaで採用されている「Cinnamon 3.2」では、Unityライクな垂直パネルが選択可能となっている他、メインパネルのコンポーネントから吹き出し部が削除され、隙間なく完全にスクエアなデザインとなっています。

「Cinnamon」では、3Dグラフィックスに向けたアクセラレーション(OpenGL等)が要求される事となりますので、セッティングエディタから当該項目(「Display(ディスプレイ)」>「Accelerate 3D Graphics(3Dグラフィックスの高速化)」)を有効化する必要があります(デフォルトで有効化されているので、そのまま使用。尚、「MATE」は、2D環境においても利用可能となっています)。

「Linux Mint 18.1」の「Mint-Y」
↑「Mint-Y」テーマを適用した「Cinnamon 3.2」。「Linux Mint 18.1(Serena、ゲストOS)」on「VMware Fusion 8.5.3 Build 4696910」on「macOS Sierra 10.12.2(ホストOS)」(クリックで拡大表示します)