「Ubuntu Budgie 17.04」を「VMware Fusion 8.5」にインストール

投稿者: | 2017-04-23

シンプル、エレガントなデスクトップ体験を提供する、新たな公式フレーバー

CanonicalによるLinuxディストリビューション「Ubuntu 17.04(開発コードネーム「Zesty Zapus」)」が、英国時間2017年4月13日付にてGAリリースを迎えました。今回は、同オペレーティングシステムの公式フレーバーとして新たに採用された「Ubuntu Budgie 17.04(旧budgie-remix)」を macOS(Mac OS X)ベースのデスクトップ仮想化ソフトウェア「VMware Fusion 8.5」にゲストOSとしてインストールしてみましたので、そのプロセス等を簡単に纏めてみたいと思います。

「VMware Fusion」では、米国時間2008年9月15日付にてリリースされたVer. 2.0より、Linux(ゲストOS)を対象とした自動インストール機能「Linux Easy Install(Linux簡易インストール)」オプション(「New Virtual Machine Assistant(新規仮想マシンアシスタント)」)が実装されていますが、現時点において「Ubuntu Budgie 17.04」は、同機能に非対応となっています。当エントリでは、インストーラを通じたマニュアルインストールを実践しています(ゲストOSのタイプとして「Ubuntu」を選択しています)。

「Ubuntu Budgie」では、Live CDを そのままインストールCDとして利用する事が可能となっており、インストールオプションやタイムゾーン指定、キーボードレイアウトの選択、及びアカウント設定等は、インストールプロセスにおいてファイルコピーと並行して行われる事となります。

「VMware Fusion 8.5」では、米国時間2017年3月28日付にてリリースされた「8.5.6 Build 5234762(現行GA版)」の段階において「Ubuntu 17.04」がゲストOSとして正式にサポートされていませんが、ゲストOS拡張機能「VMware Tools」のオープンソース実装「open-vm-tools」をカーネルモジュールとして組み込む事が可能です。

*「VMware Fusion.app」には、Linuxゲストに向けた「VMware Tools」も同梱されていますが、VMwareからは、各OSベンダ、OSコミュニティから提供されている「open-vm-tools」の利用が推奨されています(認定されたオペレーティングシステムでの使用を目的として、各OSベンダ、OSコミュニティから配布される「open-vm-tools」は、VMwareによって完全にサポートされるとの事です)。

「open-vm-tools」は、パッケージ管理システム「APT(Advanced Packaging Tool)」を通じてインストールする事が可能となっています。この際には、APTのGUIフロントエンド「Synaptic Package Manager」を使用するか、或いは「Terminal(端末)」を通じて以下のコマンドを実行します(要管理者権限)。

sudo apt-get install open-vm-tools

sudo apt-get install open-vm-tools-desktop

2行目の「open-vm-tools-desktop」は、デスクトップ仮想化ソフトウェアでのインタラクティブ機能を改善するための追加パッケージです。このパッケージをインストールする事によって、ダイナミックレゾリューション、ホストOS、ゲストOS間におけるテキストのコピーアンドペースト、及びファイルのドラッグアンドドロップ機能等が利用可能となります。尚、パッケージ名をスペースで区切れば、1行のコマンドで複数のパッケージをインストールする事も可能です。

「open-vm-tools」をインストール
↑コマンドライン(Terminix)を通じて、「Ubuntu Budgie 17.04」に「open-vm-tools」をインストール(クリックで拡大表示します)

「Ubuntu Budgie 17.04」では、デフォルトのデスクトップセッションとして、シンプリシティとエレガンスをコンセプトに掲げる「Budgie Desktop」が採用されています。Budgieは、Evolve OS(現Solus)のデフォルトのデスクトップ環境として(他プロジェクトのフォークではなく)スクラッチから開発が開始され、GUIツールキットに「GTK+(The GIMP Toolkit)」を採用し、GNOMEスタックと密に統合されてきましたが、Ver. 11からは「QT」に移行する予定となっています。

尚、GPUを用いた線画を多用している「Budgie」では、3Dグラフィックスに向けたアクセラレーション(OpenGL等)が要求される事となりますので、セッティングエディタから当該項目(「Display(ディスプレイ)」>「Accelerate 3D Graphics(3Dグラフィックスの高速化)」)を有効化する必要があります(デフォルトで有効化されているので、そのまま使用)。

「Ubuntu Budgie」の「Raven」
↑右部に表示されているのは、アプレットや各種の通知を表示するサイドバー「Raven」。デフォルトで左部に配置されているアプリケーションランチャー(Dock)は、下部に設定する事も可能となっています。「Ubuntu Budgie 17.04(Zesty Zapus、ゲストOS)」on「VMware Fusion 8.5.6 Build 5234762」on「macOS Sierra 10.12.4(ホストOS)」(クリックで拡大表示します)



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA